フラミンゴのショーなどで有名なレジャーランドがありました
房総半島は深い緑に覆われた土地が多く、長い間娯楽施設などとは縁がない土地でした。しかし昭和の中ごろになると、少しずつ開発の手が入ります。「行川アイランド」が誕生したのは今から半世紀以上昔のことでした。この一大レジャーランドの誕生から6年後に、行川アイランド駅が設立されます。
行川アイランドは全盛期には年間100万人を超える利用客を動員していました。しかし娯楽施設の増加や、消費者の意識の変化などが原因となって売り上げは低迷。この結果、今世紀に入って間もなく閉園されました。行川アイランド駅は、住民の間から存続を求める声が相次いだため残されています。
行川アイランド駅の近辺で、幹線道路をお使いの上でお出かけになる場合は、外房黒潮ラインなどをご利用いただけます。2010年代に入ると数年間、近くにあった廃校となった小学校の敷地が、地域のイベントの会場に選ばれます。このため2~3月になると一時的に行川アイランド駅は注目を集めました。
行川アイランド駅は、JRの外房線に所属している駅。快速列車は停車しない駅ですが、3区間離れた勝浦駅でお待ちいただくと、京葉線へ乗り入れる快速・通勤快速にお乗り換えいただけます。勝浦駅の3区間先にある大原駅は、いすみ鉄道のいすみ線と接続しています。
大原駅から30キロ以上お進みいただくと、大網駅に到着します。大網駅では東金線をご利用できます。また、反対方面に3区間お進みいただくと安房鴨川駅にアクセスできます。この駅は、内房線へのお乗り換え場所となっています。
行川アイランド駅の利用率は、20年以上前から低下しています。1日あたりの乗客数が最後に100人を超えていたのは、1999年のことでした。今世紀に入ってからは、50人を超えた年はほとんどないものと推定されています。
行川アイランド駅の所在地は、太平洋岸に面した山林地帯の一角です。周囲の人口密度はかなり低いため、介護施設をお探しになる場合は可能な限り広い範囲をチェックすることが求められます。施設を発見できるチャンスが上がるのは、おそらく駅から3キロ離れてからになるでしょう。最初のうちは、駅から6キロくらいまでを検索の対象にしてはいかがでしょうか。
施設の種類に関しては、住宅型有料老人ホームまたはグループホームなどが考えられます。介護付き有料老人ホームのような種類をご希望の場合は、駅から10キロ以上遠ざかると発見の可能性が上がるでしょう。


