宅地化により人口が増加傾向の中川区では、老人ホームも増加中

近くにナゴヤ球場があることで有名な駅ですが、中日ドラゴンズのホームグラウンドがナゴヤドームに移ってからは静かな市街が戻ってきています。当駅のある中川区は田畑も残されていたエリアでしたが、近年の宅地化の進展により名古屋市のなかでも人口の増加傾向が続いている人気の地域となっています。
山王駅を通る名古屋本線は、愛知県豊橋市の豊橋駅から、岐阜市の名鉄岐阜駅までを結んでいます。途中駅には、伊奈駅、国府駅、本宿駅、東岡崎駅、新安城駅、知立駅、神宮前駅、金山駅、名鉄名古屋駅、国府宮駅、名鉄一宮駅、笠松駅などがあります。
ホームは1面2線を有する高架駅で、エレベーターおよび多目的トイレが設置されており、バリアフリーも考えられた設備が整っています。現在は無人駅となっていますのでその点に関しては覚えておきましょう。1番ホームからは下りの名古屋本線(名古屋・一宮・岐阜方面)、犬山線(岩倉・犬山方面)、津島線(佐屋・弥富方面)が発着し、2番ホームからは上りの名古屋本線(金山・豊明・東岡崎・豊橋方面)、常滑線(太田川・常滑方面)、河和線(知多半田・河和方面)が利用できます。
名古屋市中心部のベッドタウンとしての側面が強くなってきた中川区でも、少子高齢化は確実に進んでいます。2014年には高齢化率が22%を超え、老人ホームや介護施設へのニーズが急激に高まってきています。まだまだ施設数にしても選択肢の幅にしても十分であるとは言えませんが、需要の高まりに合わせて民間の施設が毎年のようにオープンしており、今後も選択肢の増加が期待されています。
施設の値段としては、名古屋市中心部に近いことを考えると比較的に低価格帯から選べるといえ、介護付き有料老人ホームでも月額15万円~20万円程度の場所を多く見つけることができます(入居一時金は数十万円から数百万円と差があります)。グループホームや住宅型の施設になれば、もう少し低い金額から探すこともできるようです。もちろん金額に関しては入居される方が必要とされるサポートなどによっても変わってきますので、最新の情報を仕入れながら検討することが大切です。