尾頭橋駅周辺は商業施設多数。駅徒歩圏に介護付き有料老人ホームあり

尾頭橋駅は、愛知県名古屋市中川区の尾頭橋4丁目に位置するJR東海「東海道本線」の駅です。駅名は駅の南東、堀川を渡る愛知県道115号「津島七宝名古屋線」の「尾頭橋」が由来。
場外馬券売場「ウインズ名古屋」が近い為、副駅名は「ウインズ名古屋前」となっています。東海道本線と中央本線が並走している区間ですが、尾頭橋駅には東海道本線しか乗り入れません。
尾頭橋駅の前身は1987年に開業した臨時駅の「ナゴヤ球場正門前駅」。「名古屋港線」と呼ばれるJR貨物の貨物支線の駅で、駅の西にあるナゴヤ球場でプロ野球公式戦が開催される際に、JR東海が名古屋駅からの臨時列車を運行する為に設置されていました。
しかし、中日ドラゴンズの本拠地がナゴヤドームへ移転。その後、競馬ファンをメインとした集客が望めること、周辺住民から常設駅への昇格希望が出ていたこと…といった要因が重なり、1994年にナゴヤ球場正門前駅を廃止し、1995年近くの東海道本線に常設駅を設置しました。
2006年からICカード「TOICA」の利用も開始。2009年にはバリアフリー対策としてエレベーターや多目的トイレが新設されています。現在はみどりの窓口もある高架駅で、1面2線のホームには、東海道本線豊橋・武豊方面行き上り列車と、名古屋・大垣方面行きの下り列車が停車。
普段は普通列車のみが停車しますが、中央競馬のG1競走開催日だけは、ウインズ名古屋目的の利用者の為に、1時間に2本の間隔で快速・新快速が臨時停車します。おかげで発着本数も多く、日中は上下線共に1時間に4~5本程止まるので、ほとんど待たずに乗れるでしょう。
駅周辺は商店街も広がる賑やかな場所で、スーパーや、ホームセンター、ディスカウントショップといった商業施設が点在。温泉施設や総合病院もあるのが魅力です。ナゴヤ球場の近くには中日ドラゴンズ合宿所・選手寮「昇竜館」も。観光スポットとしては堀川と中川運河を結ぶ遺構「松重閘門」もあります。
尾頭橋駅エリアは商店も多く、交通の便も良い場所。利便性の高い場所がお好きな方におすすめです。近年、駅周辺には介護付きや住宅型の有料老人ホームも誕生。中には駅から徒歩圏のホームもありますので、お気軽に見学にお越し下さい。