看護・医療体制の整った老人ホームが多いのが特徴

千種区は、名古屋市を構成する16区のうちの一つ。
区の西側は名古屋市の商業地区でもある今池エリアがあり、北西側には住宅地区が広がっています。
区役所もある池下を中心に繁華街も発達。
また、名古屋大学や河合塾の本部など、教育関係の機関が多数ある文教地区であることも千種区の特徴です。
交通アクセスとしては名古屋市営地下鉄やJR東海の中央本線などが通っています。
また、道路も名古屋高速や名古屋市道名古屋環状線、飯田街道と呼ばれる国道153号などが整備されています。
千種区の総人口は2023年の時点で約15.9万人。
65歳以上の人口は約4.0万人で高齢化率は25.2%です。
5人中1人が高齢者という状況になっており、高齢化が深刻なことが分かります。
さらに、高齢者数はこれからも増加し続けるという推計も出されていますので、千種区は高齢化対策にも重点を置く必要があるのです。
高齢化対策の一環として、千種区は多彩な高齢者福祉サービスを実施。
高齢者の生活を支えています。
その中で「高齢者はつらつ長寿推進事業」は地域活動やレクリエーションなどを通して心身の健康の向上をサポートする事業を推進。
また、高齢者の自宅を訪問し、家事や介護のフォローそして生活相談を受ける「なごやかヘルプ事業」を区全体で実施中です。
高齢者福祉サービスと共に、介護施設の充実も一つの課題ですが、千種区の特別養護老人ホームはもともと数が少ないこともあり、入居希望者が数百人待ち。
これは千種区に限らず、名古屋市全域も同じような状況で、問題を打破するべく名古屋市は市内各地に特別養護老人ホームを次々と新設中です。
地域包括支援センターなどに新しい施設を紹介してもらうのも良いと思います。
特養を希望しても認知症が進行している方はグループホームを勧められることもあるようです。
グループホームは認知症ケアに特化しており、月額利用料も有料老人ホームなどに比べると安いことが魅力。
入居一時金はホームによってさまざまですが、毎月の基本料は10万円未満です。
介護保険料なども含めても15万円以下で抑えられる場合もありますので、ケアマネージャーに相談してみましょう。
グループホームの他にも、介護付き有料老人ホームなどもあります。
入居時の一時金0円、月額利用料も20~35万円という比較的安いプランも選べます。
しかも人工透析などの高度な医療看護も可能なところもありますので、通院する時間や労力を考えると、結果的には安い場合も。
是非、全体の費用などを考慮に入れて検討してみてください。