深緑に包まれた、新府城跡が土地のシンボルです
第二次大戦が終了する数ヶ月前に建設された新府駅には、軍需工場への輸送を目的としてつくられたという経緯があります。もっとも長い間信号場として使用されており、駅に昇格したのは30年近く経ってからのことでした。
2014年から東京近郊区間に編入されており、近いうちにSuicaの使用が開始される見込みです。新府駅の周囲で幹線道路などをお使いになる場合は、清里ラインや中央自動車道などをお使いいただけます(南方向にお進みいただいた上でアクセスする形になります)。
新府駅は緑豊かな土地に存在する駅で、周囲の人家などはまばらです。駅の近くで目立つのは、何といっても駅から西方向に残る新府城跡でしょう。新府駅が旅客駅に変わった翌年に、国の史跡に指定されました。本丸の跡地には、藤武稲荷神社が建立されています。過去20年間に、発掘調査や史跡整備事業などが実行されており、今後も少しずつ人の手が入る可能性があります。
新府駅は、JRの中央本線に所属する駅です。近い範囲でお乗り換えをご希望の場合は、4区間先にある甲府駅および小淵沢駅が便利です。甲府駅では身延線の、小渕沢駅では小梅線のご利用ができます。
甲府駅から40キロ以上お進みになると、やがて大月駅に到着します。大月駅では、富士急行の大月線のご利用が可能となります。小淵沢駅から40キロ近くお進みになると、岡谷駅にアクセスできます。岡谷駅では、辰野支線をご利用できます。この支線内には辰野駅があります。辰野駅は飯田線と接続しています。
新府駅は、現在無人化されています。駅の利用率が低いことがその主因です。1日平均の乗客数を計算しますと、前世紀が終わる前から100人を割っていたことが判明します。2002年以降は毎年70人以下で推移していますが、あまり大きな変化は起こっていません。
新府駅を起点として介護施設をお探しになる場合は、駅の周囲に大規模な市街地がないことを考慮していただく必要がありそうです。最初の時点で、駅から10キロくらいの範囲を念入りにチェックしていただくことがポイントになります。
施設のジャンルについては、サービス付き高齢者向け住宅およびグループホームがとりわけおすすめです。これらの施設は、サービスがよい上に低価格でご契約できるチャンスがあります。その他の施設では、介護付き有料老人ホームについても(コストはかかりますが)できる限りご興味を、お持ちいただくことをおすすめします。




















