寺社仏閣や史跡が多く、緑も多いです。そして介護施設も多いです

2013年の春先に、開業から60周年となる記念日を向かえた上山口駅。駅がある場所は山と山に囲まれ緑豊かな平地で、特に駅の南側には山林がそびえ立っており、その手前に善生寺が建立されています。
もともと自社仏閣がたくさん残る土地柄で、豊栄神社・野田神社や今八幡宮、さらに古熊神社や仁壁神社あたりが有名です。このほか、古きよき時代の街並みが保存されている、竪小路地区が駅から楽にアクセスできる位置にあります。15世紀に活躍した画僧、雪舟が使ったことで有名な画室雲谷庵も、市内を代表する観光スポットです。
なお上山口駅は山口赤十字病院に近く、徒歩で5分程度の場所にあり、「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けています。幹線道路については、山口バイパスが駅の北側を走り抜けています。
上山口駅は、JRの山口線に所属する駅で、隣接する山口駅で待つと、快速列車への乗り換えができます。山口駅から7区間進むと、発着駅である新山口駅に到着し、2種類の在来線(山陽本線・宇部線)および山陽新幹線への乗り継ぎが可能となります。
反対方向では、終着駅である益田駅が唯一の乗り継ぎ地点となります。益田駅とは80kmくらい離れていますが、山陰本線の乗り換えが必要となったときは目指していただく価値があります。
上山口駅には駅舎がありません(ご利用の際は、出入り口からプラットホームに直接お入りいただきます)。長い間、職員が派遣されない体制にて運営されてきました。1日あたりの乗客数は、今世紀に入った時点200人未満に落ちていたことがはっきりしています。その後はときどき微増する年が出ているものの、減少傾向が変わることはありませんでした。2010年代に入ると100人未満を記録する年が確認されています。
上山口駅の周辺に複数建てられてきた介護施設への入居を検討中の場合は、駅から2kmの範囲を確認しましょう。駅から徒歩10~15分くらいの場所にある施設は、数軒くらいであれば短時間で発見できます。
その後は3kmくらいの条件で、さらに8kmくらいの条件で探すと良いです。施設の種類に関しては、グループホームが一番多く、その次は、おそらく住宅型有料老人ホームまたはサービス付き高齢者向け住宅が多いです。