岩国市役所玖珂総合支所が、駅の南側で営業しています
玖珂駅が開業した時期を振り返りますと、今から80年以上昔の昭和初期にさかのぼります。駅が発足した時期は、玖珂郡の旧玖珂村から町制施行してちょうど10年後でした。それ以来、2006年の岩国市との合併まで、町内の中心市街地に位置して住民の生活を支えてきました。
玖珂駅がある場所は、山林地帯に囲まれた一帯です。駅の四方、特に南側から西側にかけては住宅密集地として栄えてきました。かつての町役場は、市役所の総合支所として行政サービスを住民に提供しています。このほかにも公営の施設や金融機関の支店などが駅から徒歩で簡単にアクセス可能な位置に集中しています。
玖珂駅は、国道2号線・437号線に近い場所にある駅です。マイカーやタクシーにて遠方へのお出かけをお考えになる場合は、山陽自動車道(駅からしばらく南下していただくと、お乗り入れできます)をお使いになるとよいでしょう。
玖珂駅は、JRの岩徳線に所属しています。3区間お進みになると、最寄りのお乗り換え地点となっている川西駅に到着します。川西駅では、錦川鉄道の錦川清流線へのお乗り継ぎができます。川西駅から2区間お進みになると、発着駅である岩国駅にアクセスできます。岩国駅では、山陽本線へのお乗り換えが可能です。
反対方面では、終着駅である櫛ケ浜駅が唯一のお乗り継ぎ場所です。櫛ケ浜駅まで足を伸ばしていただいた場合も山陽本線へのお乗り換えができます。なお櫛ケ浜駅は、山陽本線の管内で徳山駅と隣接しています。
徳山駅は、山陽新幹線と接続しています。玖珂駅は、土日祝日は完全無人化されています。駅の利用率は、ゆっくりと低下しています。1日単位の乗客数を調査しますと、最後に600人以上を記録したのは2001年だったことがわかります。その5年後に500人を割り込みました。2010年代に入ると、減少のスピードは大幅に落ちるようになりました。
施設の種別に関しては、グループホームが多いエリアになっています。その次に介護付き有料老人ホーム、さらに住宅型有料老人ホームまたはサービス付き高齢者向け住宅という塩梅です。


