戸沢村津谷地区の中央部分。最上川と鮭川が合流地点でもあります
津谷駅が創設されたのは、今から1世紀以上昔の大正時代初期でした。100年以上の長きにわたって、あまり変わらない風景が駅の周囲に残っています。特に駅の南側は、最上川の北岸までほぼ全域が水田として使われてきました。
津谷駅の北側は、細長い形状で集落が延びています。エリア全体が、数世紀前から山間部の限られた平地を開墾してきたという経緯があります。このため大規模な市街地は近辺には存在しません。
津谷駅の近場で幹線道路をお使いになる場合は、県道34号線や58号線が手近で便利です。また最上川の南岸に国道47号線が走っています。駅から線路沿いにしばらく西に進むと、やがて戸沢村野球場にたどり着きます。
津谷駅は、JRの奥の細道最上川ラインに所属する駅です。快速列車は、下り方向のみ停車します。隣接する古口駅でお待ちいただけば、両方向の快速への乗り換えが可能です。古口駅から5区間お進みいただくと、終着駅である余目駅にアクセスできます。余目駅では、羽越本線へのお乗り換えができます。
上り方面にお向かいになる場合は、3区間先に発着駅である新庄駅があります。新庄駅では、山形線や奥羽本線、奥の細道湯けむりラインや山形新幹線のご利用が可能となります。
津谷駅は、ずいぶん昔にさかのぼると貨物列車の運行も行われていたと伝えられています。しかし現在は利用率が低下しており、10年以上前から完全無人化されています。今世紀初頭のデータを振り返りますと、1日あたりの乗客数は、100人を連続して切っていた様子をうかがえます。
津谷駅の周辺で介護施設への入居をご検討中の場合は、駅から2キロ以内をまずはチェックしてみましょう。駅から徒歩で15分以内といった近場に限定するとハードルが高くなってしまう可能性がありますが、最初のうちは何キロも遠ざかる必要はありません。しかし、なかなか納得がいく結果にならない場合は思い切り範囲を拡大することをおすすめします(たとえば、一気に10キロくらいの範囲を設定していただくほうがおそらく得策です)。
施設のタイプに関しては、グループホームの選択肢が豊富な地域です。ただし昨今は、住宅型有料老人ホームのような新手のタイプが急速に戸数を増やしているところです。一度は見学または体験入居、資料請求などをお試しになってはいかがでしょうか。「入ってよかった」「安いのに居心地がいい」といった体験談が相次いで報告されています。





