「最上川芭蕉ライン」の船着き場が目の前です
古口駅は、2013年の年の瀬が迫ったころに開業から1世紀となる節目の日を迎えました。それから数ヶ月後になると、駅舎のリニューアル工事が完了しており、次の1世紀に向けて晴れ晴れとした雰囲気で臨むことになりました。
古口駅は、最上郡戸沢村に所在する駅です。戸沢村は草薙温泉や最上川の舟下りといった観光サービスでよく知られている自治体ですが、古口駅は最上川のちょうど南岸につくられています。実際に古口駅は、「最上川芭蕉ライン」の船番所の目と鼻の先にあります。ライン観光の事業所とも近接しています。
そのほか、村役場の最寄り駅でもあります。郵便局や中央診療所などが建てられた小さな集落が駅の北側に、最上川の川岸までつくられているのですが駅の南側はうっそうとした緑に覆われています。なお船下りの乗り場から東側には、小ぢんまりとはしていますが農地が存在します。古口駅は、鶴岡街道に面しています。駅前の広場には路線バスは乗り入れていないのですがタクシーを呼び寄せる分にはかなり快適です。
古口駅は、JRの奥の細道最上川ラインに所属しています。この路線はかなり短い路線ですが、快速列車が停車する駅に含められています。発着駅である新庄駅と終着駅である余目駅の2ヶ所しか乗り換えの可能性がある駅はありません。新庄駅まで行けば奥羽本線・陸羽東線・山形新幹線を利用できます。余目駅まで行ったときは、羽越本線への乗り継ぎが実現します。さらに羽越本線の管内に入れば酒田駅にアクセスできますが、この駅を介せば羽越本線の秋田方面を目指せます。
古口駅の利用率はかなり低下しています。1日ごとの乗客数を計算すると、前世紀までは100人を超えていた時期があったことがうかがえます。しかし今世紀に入って以後は100人を超えた年はありません。2010年以後は連続して50人を切っています。
古口駅の近くで介護施設を探したいなら、駅から3キロくらいの場所を集中的に探すことが推奨されます。それよりやや近い場所や遠い場所も探すことを合わせると、だいたい5キロ圏内を目安にしてはいかがでしょうか。
施設の種類に関しては、住宅型有料老人ホームやグループホームなどをおそらく発見できる可能性があります。特に前者については、今ちょうど脚光を浴びている最中ですから一見の価値があります。入居費用に関してもとても良心的で、月額使用料が5万円くらいの安価な施設があります。


