東北地方を代表する温泉街の近くで充実した生活を
20世紀初頭の建造以来「上ノ山駅」が、現在の「かみのやま温泉駅」に改名されたのは1992年のことでした。その2年後に、老朽化が進行していた旧駅舎の改修工事が実行されます。
その際に、駅から徒歩で約10分の場所にある上山城をヒントにした外観に変わっています。その点が10年近く経ってから高く評価され、「東北の駅百選」選出されるという栄誉に浴しました。
かみのやま温泉駅は、山地の間に延びる平地につくられた駅です。限られたスペースを最大限に活かしながら、住宅街が整備されてきました。娯楽や観光の資源としては上山城のほかに、駅名の由来でもある上山温泉が有名です。古くは、奥羽三楽郷のひとつに数えられたほどの名湯でした。
現在も温泉街が残っており、格安料金でご利用可能な共同浴場が数軒運営されています。また温泉街に接した月岡神社では、秋になると菊を大量に展示する祭事が開催され、人気を博してきました。
かみのやま温泉駅の近くで最大の規模を持つ道路といえば、上山バイパスでしょう。駅前でご利用できるバスは少ないですが、仙台方面や山形方面に向かうため需要は相当にあります。
かみのやま温泉駅は、JRの山形線と山形新幹線が接続する駅。両路線に共通して、最寄りのお乗り換え場所は3区間離れた赤湯駅となります。この駅では、山形鉄道のフラワー長井線へのお乗り継ぎが可能となります。このほか山形線に限り、15キロ近く離れている北山形駅でもお乗り換えができます(この駅は、フルーツライン左沢線と接続しています)。
かみのやま温泉駅の利用率は、ひと昔前から低下しています。今世紀に入ってからの1日ごとの乗客数を計算しますと、2004年までは2000人を超えていたことが判明します。その3年後に1900人を割り、次いで3年後に1800人以下となりました。2010年代に入ってもまだ減少は止まりません。
かみのやま温泉駅の近隣に建てられた介護施設をお探しになる場合は、まずは駅から5キロくらいの範囲を対象にして、ご覧になることをおすすめします。1キロ以内での発見は簡単ではありませんが、1キロを過ぎますと少しずつ施設が点在してきます。
施設の種別に関しては、グループホームが圧倒的に多く見つかるエリアです。その他の種類をお求めの場合でしたら、サービス付き高齢者向け住宅などへのご入居が可能です。入居費用は全体的に低価格で、予算に限度がおありの場合でも問題なさそうです。


