大きな港をバックに、のびのびと暮らしましょう

和歌山港駅は、南海フェリーの乗り場としても有名です。徳島県の小松島港に往復するにあたっては、このフェリーの利用が欠かせません。ちなみに道路事情に関しては、県道16号線がおそらく最寄りの幹線道路でしょう。バスに関しては和歌山バスが管理する路線が、駅付近に乗り入れています。駅の周囲は、港湾関係の行政施設が並んでいます。このほか、市の中央卸売市場が置かれている場所のため、商業関係者の姿が毎日のように目撃されます。
和歌山港駅は、事実上和歌山港線の終着駅という立場にあります。この路線は、一般旅客が利用できる駅がふたつしかありません。隣駅である和歌山市駅を必ず経由することになります。和歌山市駅では南海本線への乗り換えを行いますが、直通運転が部分的に実施されているため、一時下車する手間が省けるチャンスがあります。そして和歌山市駅では、JRの紀勢本線(きのくに線)への乗り継ぎも簡単にできます。
和歌山港駅は、利用率が低下している駅のひとつです。南海電鉄の管理下にある駅の中では、その点で上位にランクインする駅でしょう。1998年に明石海峡大橋が開放されたことが、近年の利用客減少の一因となっています。1日あたりの乗降客数は、2001年以降は継続して1000人未満を記録しています。
和歌山港駅の近辺は、人口密度が高い場所ではありません。介護施設を探したいときは、駅からすぐ近くで探すことは避けたほうが正解でしょう。施設が視界に入るようになるのは、駅から2キロ以上離れたあたりからでしょう(事がうまく運べば、2キロ未満で見つけ出す可能性も少しならありますが)。
施設のタイプについては、サービス付き高齢者向け住宅がほとんどでしょう。ときどきであれば、住宅型有料老人ホームのようなそれ以外のタイプがちらほらと出てきます。料金システムについては平均的に格安に設定されています。月額使用料と入居一時金どちらも、10万円前後でOKというところがほとんどです。しかし安いからといってサービスの質まで安くなることはありません。24時間体制でのサポートを提供しているところでいっぱいです。