駅と新日鐵住金の間に、河西公園があります

二里ヶ浜駅が設立されたのは、時代が明治から大正へと移り変わる直前のことで、当初はまだ埋め立てなどが開始される前の時代。まだ駅の近くはひたすら広大な海岸線が延びていたと伝えられています。
現在は海岸線から遠くなったとはいえ、駅を出て南に進めば、あまり時間をかけなくても海へ行けます。現在は、新日鐵住金の事業用地がたくさんの土地を埋め尽くしています。
そしてその手前に、この地区で最大の大きさを誇る公園の、河西公園があります。この公園は、プールやゲートボール場、さらに緑地といった施設と繋がっており、運動を楽しむ市民や散歩に興じる市民を、年間を通して集めています。二里ヶ浜駅の近所にはあまり幹線道路がありません。しかし北上すると県道7号線や146号線にアクセスできますし、これらの車道を通って各地へ最短時間で遠出できます。
二里ヶ浜駅は、南海加太線の管内にある駅です。どちらかといえば終着駅に近い位置に所在していますが、終着駅である加太駅はよその路線との乗り換え場所にはならず、乗り継ぎしたい場合は反対方向を目指すことになります。紀ノ川駅とは6km以上離れていますが、この駅まで行くと南海本線への乗り継ぎができます。その隣駅である和歌山市駅で下車すれば、和歌山港線およびJRの紀勢本線への乗り換えが可能となります。
二里ヶ浜駅の利用率は、かなり昔から一貫して低かったと思われます。現に近年は、管内でも利用率が低い駅として1位、2位を争う位置にあることを示唆するデータが発表。1日あたりの乗降客数を算出すると、500人以下を記録する年が中心を占めている模様です。
二里ヶ浜駅を起点として介護施設を調査するなら、駅から相当に広い範囲で調べることがおすすめ。駅から近い範囲ばかりを探すことは困難になってしまう恐れがあるわけです。駅から10km以上離れたところまで見たほうが得策です。
施設のジャンルについては、サービス付き高齢者向け住宅と住宅型有料老人ホームを意識して探すようにしたほうが良いでしょう。それ以外であれば、介護付き有料老人ホームやグループホームなどに注目しながら探すという手もあります。月額使用料や入居一時金の相場は、10~15万円くらいになると推定されます。