駅前に、南海大地震の津波潮位標が残されています
紀伊新庄駅が発足したのは、今から80年以上前の戦前でした。終戦後は、引き揚げ者を乗せた船がやってくる文里港に近かったこともあって、出征者の家族などがこの駅を使うことは多かった模様です。紀伊新庄駅は、国道42号線の目の前に位置する駅です。42号線をしばらく車両で南下していただくと、やがて紀勢自動車道へお乗り入れできる地点にたどり着きます。
これまでに所属する路線が変わったことはありますが、駅の様子は全体としてほとんど変わっていません。現在も古い木造の駅舎を使用しています。現在は、駅構内での乗車券の販売は実施されていません。
紀伊新庄駅は海岸に面した一角にある駅ですが、駅の東側は山地に接しています。集落などは駅の西側と海岸の間に細長く延びています。市役所の連絡所が近くにあるため、行政手続きなどの際に便利な地域です。
紀伊新庄駅は、JRのきのくに線に所属する駅です。快速列車が停車する駅ではありませんが、隣接する紀伊田辺駅から先は快速へのご乗車が可能な駅が並んでいます。紀伊田辺駅から9区間お進みになると、御坊駅に到着します。御坊駅では紀州鉄道線へのお乗り継ぎが実現します。
御坊駅から50キロ以上お進みいただくと、和歌山駅にアクセスできます。和歌山駅では和歌山線・阪和線のほか、和歌山電鐡の貴志川線へのお乗り継ぎができます。和歌山駅の2区間先には、終着駅である和歌山市駅があります。この駅は、南海本線および和歌山港線と接続しています。
紀伊新庄駅は、30年以上昔から職員が常駐しない体制となっています。1日平均の乗客数を算出しますと、20世紀が終わる前から50人を切っていたことが判明します。今世紀に入ってからは、40人以上を記録した年はめったに出ませんでしたが、2013年以後は連続して40人を超えています。
施設の種類に関しては、サービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームが中心的です。お安い施設をお求めの場合、月額使用料は10万円から15万円の間に収めることは難しくありません。








