新宮市は商店街など買物が出来る施設が比較的多い

新宮市は、和歌山県南部の街。
熊野川(旧新宮川)の河口の西に位置し、気候は温暖です。
旧名は東牟婁郡。
熊野川を利用して木材を船で運んでいた為、昔から木材集散地でもあったエリアで、熊野三山の1つと数えられる「熊野速玉大社」の門前町としても発展してきました。
昔は熊野国造の領土で、日本書紀にも熊野神邑として登場している場所。
戦国時代には堀内氏が熊野地方を領土とし、江戸時代には紀伊国の南の要衝として重視され、徳川頼宣が和歌山に入った際、新宮には紀伊藩主徳川家茂を14代将軍にするなどの活躍を見せた水野重央が城の管理者として入城したという記録が残っています。
そして、明治維新で「新宮藩」となり、昭和に入って新宮町および三輪崎町が合併して新宮市が誕生。
2005年に実施された東牟婁郡の熊野川町との合併によって、今の市域になりました。
2023年には人口2万6,924人、高齢化率38.2%となっています。
交通アクセスとしては、JR西日本の「紀勢本線」や、JR東海の「紀勢本線」が走っており、両線とも中心駅である「新宮駅」に発着。
路線バスも豊富で、熊野交通、奈良交通、紀宝町町民バス等の路線バスに加え、名古屋南紀高速バスも走っています。
市内には那智勝浦道路が走行し、「新宮南IC」から利用可能。
国道42号、168号、169号、311号等も整備されています。
お祭りは県の無形民俗文化財「熊野速玉祭」等を開催。
観光地としては、熊野速玉大社だけでなく、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が有名です。
自然豊かな「吉野熊野国立公園」や国の天然記念物「新宮藺沢浮島植物群落」もあります。
市街地には8つの商店街と1つの専門店街が広がっています。
近年、大型ショッピングモールも2つ出来たので、ますます買物しやすくなりました。
奈良県の十津川村や、三重県の紀宝町等からも買物客が訪れており、今では約10万人の経済圏の中心都市です。
また、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅といったシニア向けの住まいも徐々に増えています。
クリニック併設の住宅型有料老人ホームも出来ており、持病がある方や医療依存度の高い方も安心して暮らせるでしょう。
一方、サービス付き高齢者向け住宅は完全個室で居室の設備も充実。
カラオケや麻雀といった娯楽も楽しめますし、夫婦入居も可能です。
ホームによっては24時間介護士や看護士が常駐しているので夜中も安心。
是非、新宮市内にあるシニア向けの住まいにもお立ち寄りください。