現代日本では珍しく、無数の寺社仏閣が残る町です

和歌山県の北部、奈良県との境界線に沿うように位置する高野町。
同じ伊都郡に属するかつらぎ町や九度山町と隣接しているほか、橋本市と隣接しています。
県境を挟んで向かい合っているのは、五條市や吉野郡の野迫川村です。
町全体が山林地帯に覆われており、森林浴をたっぷりとお楽しみいただける土地柄です。
高野町は1,000年以上昔から高野山真言宗の総本山として、歴史においてはかり知れない影響をもたらしてきた場所。
町内に建てられている寺社仏閣はいずれも高名なところばかりです。
高野山にある寺院の中で、群を抜いて高名なのは金剛峰寺でしょう。
国宝や重要文化財を大量に所蔵しています。
その中には、ユネスコの世界遺産の対象となったものが10点以上含まれているほど。
北条政子が創建したことで名高い金剛三昧院も文化財の宝庫です。
境内にそびえ立つ多宝塔は、日本で2番目に古いもの。
国宝として大切にされています。
高野山霊宝館は、建設されてから1世紀を超える歴史を持つ文化施設です。
長い年月をかけて、この地域に残されてきた文化財を収集し、研究を重ねてきました。
現在は、5万点前後に達する膨大な文化財を管理しています。
高野町は山間部にある町ですが、交通機関はかなり発達しています。
これは真言宗の聖地として、また一大観光地としておおぜいの人々が絶えず集まってきたことが主因でしょう。
鉄道に関しては、南海電鉄のサービスをご利用できます。
高野線と鋼索線のいずれかをお選びいただけます。
路線バスに関しては、南海バスグループのほか有田鉄道グループのサービスがよく使用されていておすすめ。
また、隣接する野迫川村が運営するコミュニティバスにご乗車いただく機会も豊富です。
時期によっては、大十バスにご乗車できる機会もあります。
幹線道路に関しては、国道370号線や371号線、480号線などがよく使用されている車道でしょう。
高野町の人口は、昭和中ごろにさしかかったころから減少傾向に入りました。
2023年に実施された調査によると2,732人という計算結果になっています。
同年の高齢化率は44.7%という集計結果になりました。
高野町で介護施設へのご入居をお求めの場合は、特別養護老人ホームやグループホームなどを発見していただける可能性があるでしょう。
医師の診察が必要なときは、町営の総合診療所などをお使いになるとよいでしょう。
バスのほか、タクシーをご利用になればご到着に時間はあまりかかりません。