亀山城址や愛徳山王子跡が残っているエリアです
御坊駅が誕生したのは、昭和がスタートして数年後。来たる東京オリンピックの前年の春に、開業から90周年となる節目の日を迎える予定です。開業からおよそ四半世紀の期間は、日高郡の旧湯川村で唯一の鉄道駅でした。
御坊市が発足してからは御坊駅の周囲は、市内の中心市街地からやや距離があくことになりました。しかし県営・市営のさまざまな施設が駅から近い位置に建てられており、市内では現在まで重要な駅という地位を保っています。
駅の周囲でいちばん目立つ史跡といえば、おそらくは徒歩10分以内でアクセスできる「日高別院」でしょう。浄土真宗本願寺派の寺院で、500年近い歴史を持っています。文化財の指定を受けた建造物や、県から天然記念物の指定を受けた公孫樹などが見ものです。
御坊駅は、JRのきのくに線および紀州鉄道線が接続している駅です。紀州鉄道線の管内では、発着駅という立場にあります。全長3キロ未満という小規模な路線ですが、市内の近場への移動をお求めになるときはとても便利です。
きのくに線の管内では現在、快速列車が停車する駅に含まれています。最寄りのお乗り換え地点は、50キロ以上お進みになるとアクセスできる和歌山駅となります。和歌山駅では、和歌山線と阪和線のほか和歌山電鐵の貴志川線へのお乗り継ぎができます。和歌山駅から2区間お進みいただくと、終着駅である和歌山市駅に到着します。和歌山市駅では、南海電鉄の本線・和歌山港線へのお乗り換えができます。
御坊駅の利用率は、JR側については20年以上前から低下しています。1日単位の乗客数は、2004年に2000人以下となり、その7年後に1800人以下となりました。その一方紀州鉄道側では一時期激しい増加傾向を見せました。2007年までは3年連続で50人未満でしたが、2010年になると一気に150人以上という結果が発表されたほどです。
施設の種別に関しては、サービスつき高齢者向け住宅・グループホーム・住宅型有料老人ホームなどが中心的な地域になっております








