水木しげるとゆかりが深い、風光明媚な港町です

鳥取県の西端、日本海沿岸に位置する境港市。
南側で米子市と、北側の島根県との境界線を挟んで、松江市と隣接しています。
市の西側は中海、東側は美保湾に面しています。
中海と美保湾をつなぐ境水道は、そのまま島根・鳥取の県境です。
また弓ヶ浜半島と島根半島の分け目でもあります。
以上のような特殊な地理条件の影響から、古来水運業で発展した土地でした。
現在は国際航路などが敷かれており、貿易港としても漁港としても非常に重大な役割を果たしています。
ベニズワイガニの水揚げ量は以前から変わらず多いままです。
毎年10月になると、水産まつりが開催されています。
4月の桜まつりや7月のみなと祭など、祭事が活発なことも境港市の大きな特長でしょう。
境港市の海岸線は、ひたすら港湾ばかりで埋められているわけではありません。
もともと弓ヶ浜半島は、見晴らしがよい場所が多い地域です。
日本の白砂青松100選・日本の渚100選などに選出されるほど美しさでは定評があります。
天気の良い日にお散歩をする場所に不自由することはないでしょう。
境港市は、昭和を通じて第一線で活躍し続けた漫画家、水木しげるが育った土地のひとつでした。
水木しげる記念館や水木しげるロードなど、その偉業をたたえる場所や催事は市内に数多いです。
早くから人の流入が繰り返し行われてきた土地のため、史跡もたくさん残っています。
鳥取藩台場跡や面谷家住宅などが有名ですが、市が指定した文化財については簡単に数え切れないくらい豊富です。
境港市で列車にお乗りになりたいときは、JRの境線のご利用がおすすめです。
路線バスに関しては、日ノ丸自動車や一畑バスをご利用できます。
また隣接する松江市が運営するコミュニティバスにご乗車できる機会があります。
幹線道路では、国道431号線が便利です。
なお首都圏にお出かけになるときは、米子市との間に広がる美保飛行場から空路をご利用になるとよいでしょう。
境港市の人口は、30年ほど前から減少しています。
2023年には人口3万2,985人との調査結果が出ています。
高齢化率については同年に33.0%を記録しました。
境港市で介護施設をお探しになるときは、グループホーム・特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・住宅型有料老人ホームなどにご入居の機会があるでしょう。
医療機関に関しては、境港総合病院・瀧川病院・池淵病院などが多様な科目での診察が可能なため、おすすめです。