サービス付き高齢者向け住宅特集
入居時費用もおさえられる安心・快適の高齢者のための“住まい”

サービス付き高齢者向け住宅の特徴は、マンションやアパートのような集合住宅が基本で、バリアフリー構造になっていること。原則として25㎡以上の広さが確保されているため、のびのびとくつろぐことができます。介護福祉士やヘルパーが常駐しており、各部屋を訪ねて安否の確認をしたり、生活する上で困ったことの相談に乗ってくれたりします。介護付有料老人ホームなどと異なり、入居一時金という名目の礼金は必要ありません。必要な費用は「敷金」「家賃」「サービス料金」だけのため、費用面での安心感も大きくなっています。
レクリエーション毎日ありの施設特集
レクリエーション毎日ありの施設で、いきいきとした暮らしを実現

高齢者の介護予防や心の健康維持、リハビリテーションなどを目的に、介護施設の多くがレクリエーションを行っています。日常生活にメリハリを生み、コミュニケーションツールとしても活躍してくれるため、施設での生活の楽しみの一つでもあります。介護施設の中にはレクリエーションに力を入れているところもあり、独自にスタッフが研修を積んだり外部講師を呼んだりすることで、その内容に特徴のある施設も。ここではレクリエーションに力を入れている施設をご紹介します。
手軽で簡単!老人ホームで楽しめるレクリエーション5選
介護施設で行われるレクリエーションは、身近にあるものを使って色々な内容で企画されています。老人ホームごとに開催しているレクリエーションはさまざまですが、ここでは手軽で簡単に行えると人気のレクリエーションを5つご紹介します。
ユニークしりとり | 頭を使うレクリエーションの一つとして、気軽に楽しめるのが言葉遊びです。「ユニークしりとり」は4人から20人くらいのグループで行えるレクリエーション。5回戦で行います。 まず紙とペンを一人一人に配り、参加者はリーダーが言った言葉から、しりとりになるように言葉を考えて紙に書きます。 書き終わったら、グループで紙を上げて、同じ言葉があったらその紙を捨てます。これで1回戦目が終了。5回繰り返して最後に手元に残った紙が多い人が勝ちになります。 しりとりの言葉がユニークであればあるほど勝利に近づくため、よく考えることができ、全員が参加できる点が特長です。 |
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新聞紙リハビリ | 身近にあるものを使って機能回復も図れるリハビリの一つが、新聞紙を使ったリハビリです。 2分間など時間を決めて、たくさん千切った人が勝利。新聞紙をちぎる際に使う場所を「両手」「片手」「足」「お尻と片手」など設定することで、握力を鍛えたり、上肢や下肢を動かすリハビリに無理なく取り組めます。 新聞紙をビリビリ破くことは、ストレスの解消にもなり、無理せず体を動かすことができるので、機能訓練が必要な方にもオススメのレクリエーションです。 |
キャッチtheタオル | 新聞棒とタオルを使った「キャッチtheタオル」も老人ホームで行なわれている身近にあるものでできるレクリエーションです。 参加者は1列に並び、新聞紙を丸めて作った新聞棒を持ちます。スタッフが投げたタオルを新聞棒を使ってキャッチするという単純なルールですがキャッチできるとなんだか嬉しいもの。空中でタオルは動きが読めませんからしっかりと注意していなければいけません。 楽しみながら上肢を動かすことのできるレクリエーションです。 |
手軽に作れるカラフルなアクリルたわし作り | レクリエーションの中でも比較的多く開催されているのがクラフトです。手先を使ってものを作るクラフトは、できあがった時の達成感があり、作る人の創作意欲を刺激します。 比較的太めのアクリル毛糸を使ったアクリルたわしは実用品を作ることで生活にも生かせる点、人にプレゼントしても喜ばれるものとして作る意欲が増す点などが人気の秘密です。 手指を使い、カラフルな色を楽しむアクリルたわしは材料費も少なく済みます。 |
お手玉くずし | 体を動かすだけでなく、判断力や思考力を養うレクリエーションの一つが「お手玉くずし」です。棒に糸をつけ、糸の先端にボールを付けた道具を使い、椅子などに山積みにしたお手玉を床に落とすという単純ルール。 上肢を使って楽しむレクリエーションですが、ボールの当て方によってお手玉の落ち方が変わるので、体と同時に頭を使うレクリエーションです。 お手玉は、クラフトの時間などに老人ホームの入居者の方と作ることもできます。 |
高齢者にとってレクリエーションの効果はどれくらい?
老人ホームなどの介護施設で行われるレクリエーションは変化の少ない日常に刺激を与える時間であることから、楽しみにされる方も少なくありません。
レクリエーションの効果には色々なものがありますが、大きく分けて次の6つの効果があると言われています。
- 身体機能の維持・向上
- 認知症予防
- 閉じこもり、引きこもり予防
- 生活の楽しみ、生きがい創造
- ストレス解消
- 社会参加やコミュニケーションの活性
このように、レクリエーションには非常に多くの効果があることがわかります。なかでも、多くの老人ホームなど介護施設で実施されているのが「カラオケ」です。
老人ホームのうち、3分の1以上の施設でカラオケが完備されており、老人ホームにカラオケがあるというのは一般的と言ってもいいくらいですが、カラオケにはどのような効果があるのでしょうか?
カラオケの持つ健康効果に関する研究や検証は多く報告されていますが、なかでも注目したいのが「ストレス解消」効果です。好きな歌を大きな声で歌うカラオケは、ストレスが発散されることにより、自律神経の安定、ひいては血圧低下効果もあります。高血圧を予防すれば脳血管疾患の予防や認知症のリスク低下にもつながります。
また、カラオケは首から上の筋肉を使うことから、高齢者の方にとって食べ物を飲み込む際に使う筋肉のトレーニングにもつながります。歌詞を覚えれば記憶力の向上にもつながりますし、言葉を喋るよりも音程を機にする必要があるため脳のあらゆる機能が刺激されます。
こうした理由からレクリエーションの中でもカラオケの持つ効果は非常に高いとされており、介護施設や老人ホームでも多く導入されているのです。