公立阿伎留医療センターやイオンモール日の出があります

昭和初期に発足した武蔵引田駅は、当初は「病院前」という名称でした。最初の名称の由来は、関東大震災が起こった年に設立された病院(公立阿伎留医療センター)の最寄り駅として誕生したこと。現在でも駅の北側から出ていただくと、目の前にこの大型の医療施設の姿を眺めることができます。
武蔵引田駅の近くの住宅地にアクセスするには駅の北側・南側に少し移動していただく必要があります。駅は空き地に取り囲まれている印象ですが、病院がある方向についてはこの10数年で急速に開発が進み、富士通の事業用地やイオンモールがつくられたため、周囲の雰囲気は急速に変化しています。
また武蔵引田駅は、亜細亜大学や都立あきる野学園の最寄り駅でもあります。駅のそばにバス乗り場は2ヵ所設置されており、あきる野市および日の出町が運営するコミュニティバスや、西東京バスが運行する路線のご利用が可能です。
武蔵引田駅は、JRの五日市線に所属する駅。この路線は駅の総数が10未満ときわめて小規模なため、乗り換えは発着駅である拝島駅に限定されます。7kmほど離れた拝島駅まで移動していただくと、青梅線および八高線、また西武拝島線への乗り継ぎができます。
武蔵引田駅の利用率は、富士通のテクノロジーセンターやイオンモール日の出が開設されるまでは、変化があまりありませんでした。しかしその後は急激に上昇し、1日ごとの乗客数を計算しますと、1990年代は2,200~2,400人の間で推移していたことがわかります。2000年以後は一気に3,000人を超え、年によって大きな変動はありますが、4,000人をはるかに上回った年もあるほどです。
武蔵引田駅の周辺は介護施設があまりないので、駅からある程度離れたところをターゲットにしていただく必要があります。最初の時点で、駅から1km以上離れたところから探すようにすることをおすすめします。
施設を見つけやすくなるのは、おそらく駅から3kmくらいの場所からでしょう。施設のタイプについては、サービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホームなどが多く、安価な施設と高額な施設の両方があります。