玩具の工業団地の周囲に、介護施設が増えています
駅の東口に設置された、5号蒸気機関車がトレードマークとなっているおもちゃのまち駅。駅が誕生したのはおよそ半世紀前のことでした。当時は玩具メーカーなどが誘致を受けてさかんに工場を建設していた時代だったため、地域全体が「おもちゃのまち」と命名されました。この名称がそのまま、駅名の由来となっています。現在も「おもちゃ団地」は健在で、数十年にわたって玩具の生産・販売に大きな貢献を果たしています。この工業団地を記念した施設「おもちゃのまちバンダイミュージアム」は、駅から約徒歩10分の場所にあります。日本の玩具の歴史を深く学べる施設で、数万に及ぶ展示が見ものです。また駅から徒歩30分の場所にある壬生町総合公園の敷地内には、町営の「おもちゃ博物館」があります。おもちゃのまち駅は、北関東自動車道のインターチェンジの近くにある駅です。県道302号線にも近いです。駅前から発着している路線バスは、関東自動車の手で運行されています。 おもちゃのまち駅は、東武宇都宮線に所属する駅です。管内では中間地点に位置しています。発着駅である新栃木駅までは5区間離れています。この新栃木駅では、日光線へのお乗り換えが可能です(ただし直通運転が部分的に実施されているため、一時下車しなくてよい可能性があります)。反対方面にはお乗り換え場所はありませんが、宇都宮市内に用向きがおありのときはおそらく重宝するでしょう。おもちゃのまち駅の利用率は、20世紀が終わるまでは徐々に低下していた模様です。1日単位の乗降客数を調査しますと、最後に3000人を超えたのは1998年だったことがわかります。その7年後に2500人以下に落ちました。もっともその後は横ばい気味に転じており、微増・微減を不規則に繰り返しています。おもちゃのまち駅の近隣に建てられてきた介護施設にご興味をお持ちの場合は、最終的には駅から10キロくらい離れたところまで漏れなくご覧いただくことをおすすめします。といっても、駅から近い位置に施設が見当たらないという意味ではありません。駅から1キロを過ぎたあたりから急速に、発見可能な施設数は増えていきます。3キロ程度の条件でお探しになる程度でもご入居先をじゅうぶんにご検討可能ですが、評価の高い施設は駅から8キロ以上はなれたところにも存在します。施設の種類に関しては、現在はサービス付き高齢者向け住宅の存在感がとても高まっていることが特徴的です。


