浜松市天竜区は森林の宝庫。グループホームは人とのふれあいを重視

天竜区は、浜松市の3行政区のひとつで浜松市の北エリアにあります。
区の大半を森林が占めているため、浜松市の主力産業である林業は天竜地区が中心。
広大な森林に囲まれた天竜区には景勝地「白倉峡」や「佐久間ダム」といった観光名所も。
秋葉神社には多くの参拝客が訪れます。
浜松市の区としては最も広く、市の面積の約6割を天竜区が占めています。
国内でも政令指定都市の行政区としては静岡市葵区に次いで2位。
しかし、近年過疎化が進み、人口密度では最小です。
区内にはや3つの鉄道が走っており、町の中心は天竜浜名湖鉄道の「天竜浜名湖線」の天竜二俣駅。
そして遠州鉄道の「鉄道線」の西鹿島駅や、JR東海の「飯田線」の中部天竜駅も人々の拠点。
また、国道152号線沿いに住宅地や商店が集中しています。
バスは浜松市の自主運行バスと事前予約制の「ふれあいバス」が天竜区内を巡回。
「ふれあいバス」の方は運行日などが決まっていますが、路線が非常に豊富ですので、上手に活用して頂きたいです。
2023年には区の総人口は2万6,231人で、年々減少中。
高齢化率も46.7%と非常に高く、3人に1人以上が高齢者という状況です。
そのため、浜松市は天竜区に高齢者相談センター(地域包括支援センター)を5カ所、在宅支援センターも1カ所設置。
これらのセンターを相談の窓口にし、高齢者とそのご家族のさまざまな相談に応じることで、安心して暮らせる環境を整えています。
高齢者向けにどういったサポートがあるのかを教えてもらえますので、何でも相談してみることをおすすめしたいです。
天竜区には介護施設もあり、グループホームや特別養護老人ホームなどが選べます。
特にグループホームは認知症の対応に特化したホームですので、認知症の方にピッタリ。
レクリエーションやイベント、地域交流などのコミュニケーションを大事にしているホームもあり、楽しく過ごせるでしょう。
入居時の費用や月額利用料は概ね15万円未満で料金も安めです。
ただ、満室の場合が多いようですので、前もって見学に行き、入居予約をしておくと良いでしょう。
その際に、総費用の説明なども受けておくと分かりやすいです。
天竜区は「森と川と人が織りなす あったかタウン天竜」をテーマに自然を守る活動もしており、「全国水の郷百選」にも選ばれました。
美しい自然に囲まれたこの町なら、ゆったりとしたシニアライフが送れると思います。