稲子駅周辺は水が豊かな場所。グループホームは介護サポート充実
稲子駅は、静岡県富士宮市の下稲子に位置するJR東海「身延線」の駅。1929年富士身延鉄道の駅として開業しました。その後国鉄の駅となり、1987年JR東海の駅に以降しました。
1980年代までは開業当時からの木造駅舎が残っていましたが、コンクリート打ち放しの一階建てに改築。小さな待合所があるだけの簡素な駅舎に変わりました。現在は無人の地上駅で自動券売機もありません。
1面1線のホームには富士方面行きと甲府方面行きの列車が停車。発着本数は少なく、1時間に0~1本程度で、朝の通勤時間帯のみ2本に増便されています。1日の平均乗車人員は1995年度96人、2000年度81人、2007年度32人、2010年度17人、2014年度11人。利用者が減少し続けているのが分かります。(「静岡県統計年鑑」「富士宮市の統計」より)
稲子駅は下稲子地区の集落の中にある駅で、周囲には商店や食堂が数軒並んでいます。富士川の対岸には集落が広がりますが、川に橋がない為、稲子駅からは行きにくいのが現状です。
身延線の線路は北西から南東に走り、駅前には国道469号が走行。駅からは稲子川が富士川に注ぐ地点も近く、西隣の「十島駅」辺りから身延線と並走してきた国道469号も、稲子駅のすぐ南で進路を変え、稲子川を遡るように北へ走ります。
駅前に「稲子駅」バス停も設置されており、平日土曜だけですが日に3本発着。稲子小学校経由の上稲子落合行きや長貫・芝川駅経由の芝川会館行きの宮バスに乗れます。
駅エリアにはグループホーム等のシニア向けの住まいも誕生。グループホームは入居時の費用10万円前後・月額利用料は食費込みで15万円未満です。24時間介護士が常駐し、認知症が重症化した人や介護度が重い方も入居出来る環境を整えているのが魅力。食事もなるべく新鮮な食材を使い、温かくて美味しい料理を提供しています。
稲子駅エリアは静かな場所。自然も雄大で素晴らしいです。近隣には八幡沢もあり、駅の近くで稲子川に注ぎ込んでいます。駅エリアは水の豊かな場所。川を利用した自然体験の日帰りツアー等も用意している為、若者も体験に訪れます。
また、新稲子川温泉、稲子川温泉、飛図温泉といった温泉も楽しめますし、稲子聖観音、天子七滝、平維盛の墓とされる墓所、桜峠等のスポットも観光できるのもポイント。「老後は自然の中で暮らしたい」という方は、是非稲子駅周辺にあるシニア向けの住まいにも足を運んでみて下さい。




















