浮島沼の自然を保存するために新しく公園がつくられました
東田子の浦駅は、第二次大戦が終わってから間もなく設立された駅のひとつです。住民の懇請が聞き入れられて設置が認められたという事情があることから、住民がほぼ全面的に駅の工事に協力したという経緯があります。駅前にはこうした経過を称える記念碑が建立されています。東田子の浦駅の周囲は太平洋沿岸に面しており、駅から数分で海岸に到着します。どちらかといえば人口密度が低いエリアですが、駅・線路と海岸までの間は比較的建物が多く、駅の利用者の大半はこれらの地区に住居を構えていると考えられています。駅の北側にも、企業の工場などが集まるエリアを中心に市街地が多少形成されていますが、それを除くとほとんどが空地や農地などです。2010年には駅から北進して数分の場所に、浮島ヶ原自然公園が開園しました。この公園は、湿原を保護する目的でつくられており、さまざまな野鳥や沼地に生える植物を観察することができます。東田子の浦駅の近隣で幹線道路を探すなら、国道1号線がおそらくいちばん近いでしょう。駅付近で乗れるバスについては、富士急バスグループ・富士急行グループが管理しています。東田子の浦駅は、JRの東海道本線に所属する駅です。ホームライナーが停車する駅ではありませんが、2区間離れた富士駅や3区間離れた沼津駅で降りて待てば、つかまえることは簡単です。富士駅については身延線への、沼津駅については御殿場線への乗り換え場所という使い方もできます。東田子の浦駅の利用率は、1990年代は一貫して低下していました。しかし今世紀に入ると正反対の傾向が見られるようになります。1日ごとの乗客数は、2005年に入ると9年ぶりに1100人台に戻りました。その翌年は1200人を超え、2年後には1300人を超えました。2010年代は1400人を超える年ばかりとなっています。東田子の浦駅の近くで介護施設を探すときは、駅から相当に遠ざかる必要が出てくる可能性があります。東田子の浦駅は、富士市の中で見ると沼津市との境界線に近く、中心市街地からかなり距離があります。人口密度が低い以上、介護施設はそれに比例するように少数にとどまっているわけです。駅から3~4キロ以内のあたりで入居できるチャンス(例をあげますと、住宅型有料老人ホームやグループホームが実際に営業しています)はあるのですが、その程度の場所で見つけられなかったときは、施設探しをする範囲を10キロくらいに思い切って広げたほうがよいでしょう。








