市街地は主に駅の東側に、川を挟んで広がっています
富士川駅は開業以来長期にわたって、「岩淵駅」という名前で運営されていました。駅の東側を南北に流れる富士川の名前を採用することが決まったのは、昭和の半ばであり、何と駅の発足から80年以上経過してからのことでした。駅から東進すると短時間で富士川の河川敷にたどり着きますが、「スポーツ広場」や「憩いの広場」などが区切られており、マイペースによる散歩をする場所としてはもってこいでしょう。この川の両岸はじゅうぶんに市街地化されていますが、駅の西側についてはしばらく歩くと、じきに山林地帯に突入します。その少し手前に、東名高速道路が南北に走り抜けています。なお、富士川駅を出てからバスで移動したくなったときは、富士急バスグループまたは山梨交通グループの路線バスを駅前の乗り場にて待つことになるでしょう。富士川駅は、JRの東海道本線の管内にある駅です。ホームライナーは停車しませんが、隣駅である富士駅で降りて待てばつかまえることは容易です。富士駅は身延線への乗り換え地点という一面もあります。富士駅の向こうには吉原駅がありますが、吉原駅は岳南電車の岳南線への乗り継ぎをするチャンスが発生します。これらの駅と反対方面を目指したときは、静岡鉄道と接続する駅が立て続けに登場します。5区間離れた清水駅を皮切りに、草薙駅・東静岡駅・静岡駅のいずれでも静岡清水線に乗り換えることができます。そして静岡駅では、東海道新幹線に乗り継ぎをする機会も生じます。富士川駅の利用率は、近所にたくさんの工場が存在するため一定の需要があるものの、徐々に低下しています。1日あたりの乗客数は、1999年を最後に2000人以下に落ちています。その3年後には1800人以下に、そしてさらに7年経つと1700人以下になりました。富士川駅の近辺は、残念なことに介護施設が豊富にある地域ではありません(高齢化は確実に進行しているため、近い将来はもっと探しやすくなると推測されていますが)。駅から1キロ以内といった近場に建てられているケースも若干はあるのですが、最初から駅を起点として5キロくらいの範囲を設定して、注意深い探し方をするほうがおそらく時間を無駄にしなくて済むでしょう。施設の種類に関しては、住宅型有料老人ホームやグループホームなどに出会える可能性がありそうです。入居費用はおしなべて安価です。入居一時金が発生しない施設や、月額使用料が15万円以下といった事例は珍しくありません。























