たたら製鉄や安来節など、伝承文化の宝庫です

島根県の最東端に位置する、安来市。
西側で隣接しているのは松江市や雲南市、また仁多郡に属する奥出雲町です。
東側から南側にかけて長大な鳥取県との境界線が延びています。
その向こうにあるのは米子市や西伯郡の南部町、日野郡の日南町です。
安来市の北端は、中海の沿岸です。
人口が密集しているのは主にこの北部一体となります。
安来市の歴史は非常に古いです。
造山古墳群をはじめたくさんの古墳が見つかりますし、発掘されている史料の数はすさまじい量です。
いったいいつから人々が定住していたのか、いまだにはっきりとした結論が出ていない状況です。
古来、神聖な土地として崇められてきたことは間違いありません。
現在も市内には、神社があちこちに残っています。
能義神社や金屋子神社、縄久利神社などがよい例でしょう。
城跡については、十神山城址や月山富田城址が有名です。
安来市一帯は古来、製鉄業がさかんだった場所。
この土地で発達したたたら製鉄は江戸時代に最盛期を迎えました。
この技術は現在も尊重されており、安来鋼という名前は良質の鋼の代名詞となっています。
和鋼博物館に足を運んでいただくと、製鉄文化についてじっくりと学んでいただけます。
飯梨川の沿岸に湧き出している鷺ノ湯温泉は、奈良時代前期に開湯したと伝えられる由緒正しい温泉郷です。
現在は宿泊施設内で運営されていますが、日帰りのご利用が可能です。
半世紀以上前に、国民保養温泉地の指定を受けました。
安来市で列車を用いた遠出をご希望の場合は、JRの山陽本線のご利用ができます。
現在、安来駅と荒島駅の2ヵ所でご乗車可能です。
路線バスに関しては、日ノ丸自動車のサービスと市営のコミュニティバスの両方をご利用いただけます。
幹線道路については、山陰自動車道と国道9号線、432号線などが便利な車道です。
安来市の人口は、40年前にピークを迎えました、それ以後は減少傾向が続いています。
2023年度の調査では3万6,391人というデータが公開されました。
同年の高齢化率は37.5%という数字を記録しています。
安来市内で今から介護施設へのご入居をお考えの場合は、グループホームと特別養護老人ホームが見つかりやすいです。
その次に機会が多いのは、介護療養型医療施設と介護老人保健施設でしょう。
持病の診察や健康診断などが必要なときは、安来市立病院や日立記念病院、安来市医師会病院や昌林会安来第一病院などがおすすめです。