髭茶屋追分の最寄り駅。いまだに交通上の要所です

滋賀県の鉄道駅の中では、最西端に位置する追分駅。実際に、大津市と京都市山科区の境界線にかなり近い場所に所在する駅で、山科盆地の中にあり、駅の東側は目の前から山林地帯がはじまっています。近くにある東海道と大津海道の分岐点は「髭茶屋追分」と呼ばれています。
駅の周囲に多少の人家や小規模な商店がありますが、市街地に入るには西側を目指す必要があります。追分駅が所在する土地は大津絵発祥の地と呼ばれています。このため駅の構内には大津絵の複製が展示され、このほかに、この土地の歴史などを味わえる閑栖寺や摂取院といった寺社仏閣が、近くに建てられているので訪れると良いかもしれません。
追分駅は、国道1号線や161号線に近く、特に後者についてはバイパスに簡単にアクセスでき、また、名神高速道路のインターチェンジにも近く、タクシーやマイカーといった車両での外出はしやすいロケーションとなっています。
追分駅は、京阪京津線の管内にある駅です。京津線はこれまでにたくさんの駅が廃止されてきたため、現在残っている駅数はかなり少なく、このため乗り換え先を持つ駅の割合が高くなりました。
2区間先に現れる京阪山科駅ではJRの琵琶湖線・湖西線および京都市営地下鉄の東西線に乗り換え。その向こうに所在する御陵駅でも、東西線への乗り継ぎはできます。そして、終着駅となっている浜大津駅まで行くと石山坂本線への乗り換えができます。
追分駅の利用率は、高いとはいえません。もっともデータが少ないため、その事実があまり世間に伝わっていないと思われます。数少ない調査結果を引用すると、1日あたりの乗降客数は1,500人前後を例年記録していると推定できます。
追分駅がある場所は、建物をつくれる場所にかなりの制限があります。介護施設を探すときはどうしても駅の西側中心になりますが、しかし、駅から1km以内といった好条件を備えた施設もあります。また、少しずつ探す範囲を広げていっても良いでしょう。
施設のジャンルについては、住宅型有料老人ホーム・介護付き有料老人ホーム・グループホームなどに分けられます。入居費用に関しては、入居一時金には施設間にかなりの違いがあり、月額使用料については、10万円前後から20万円前後までに含まれるケースが大半のようです。