1,000年以上前から存在する石山寺のそばで優雅な暮らしを
大津市を代表する史蹟、そして観光の名所の一角をなしているのが真言宗石山寺。国宝に指定されている多宝塔や本堂、さらに天然記念物の指定を受けている珪灰石など見るべきものの多さではずば抜けています。西国三十三所のひとつでもあり、今なお信仰の対象としての価値は高いです。この由緒正しい寺社の最寄り駅は、まったく同じ名前を持つ京阪電気鉄道の石山寺駅です。石山寺は、駅から歩いておよそ10分の位置にあります。また、石山温泉があることでも有名です。これらの観光資源は、高齢者にはおおいに有益なポイントでしょう。年間を通じて観光客などが押し寄せる地域ですが、秋は紅葉の美しさのおかげで、ひと際高い集客効果を発揮します。
石山寺駅は、国道422号線に近い位置にあります。車両を使った移動を計画するときは、まずはこの幹線道路を使ったルートを考えることがおすすめ。バスについては、観光地という事情のため路線数は多いです。京阪バスの路線がほとんどですが、信楽高原バスの路線が多少存在します。
石山寺駅は、石山坂本線の中では発着駅という立場にあります。いちばん近い乗り換え場所は2区間先にある京阪石山駅。この駅ではJRの琵琶湖線に乗り継ぎできます(琵琶湖線へは、しばらく先にある京阪膳所駅でも同様に乗り継ぎできます)。最大の乗り換え場所と呼べるのは終着駅である坂本駅でしょう。坂本駅で下車すると、湖西線および比叡山鉄道への乗り換えが可能となります。
大津市は、以前から高齢化が問題化しており、高齢者福祉にはかなりの予算と人材が投入されてきました。特別養護老人ホームのような施設介護の拡大についても例外ではありません。ただし簡単に解決できる問題ではないため、近年は待機者が数百名単位で存在しているといわれています。
したがって、施設での介護が必要になってきたら民間の施設を上手に利用する姿勢を持つことが大事でしょう。駅から1キロくらい離れた場所で手ごろな施設を確保できる可能性もありますが、なるべく遠距離にある施設も検討したほうが得策です。余裕があるなら10キロ圏内で探すようにして、駅から遠いところについてはタクシーなどを駆使したアクセス方法を模索することがおすすめ。
施設の区分については、サービス付き高齢者向け住宅が目立つほか、住宅型有料老人ホームの数もわりと多めです。入居費用については、入居一時金が高いところはたまにあるものの、月額使用料のほうは20万円以内でOKというところがほとんどです。









































