学生街と新興住宅地が駅の東西に広がっています
南草津駅が誕生したのは、今から20年ほど前のことでした。その発端については約30年以上前から浮上した、市の南部を対象とした新都心構想にありました。南草津駅の建造計画にはたびたび遅延が生じており、駅周辺の開発計画についても同様でしたが、近年ではだいぶ駅周囲全体が使いやすく整備されています。2011年になると、新快速列車の停車駅に選ばれました。南草津駅は、JRの琵琶湖に所属する駅です。すぐ隣にある草津駅は、草津線への乗り換え場所として有名です。草津駅から5区間進むと近江八幡駅が現れますが、この駅は近江鉄道の八日市線と接続しています。反対方向に目を向けると、2~3区間先に石山駅と膳所駅が登場します。これらの2駅は、京阪電気鉄道の石山坂本線への乗り継ぎをしたいときによく使われています。南草津駅は、民間のバス事業者の競争が激しい駅でもあります。近江バスや日本高速バス、帝産湖南交通やJRバスグループなどメジャーなバス会社がたくさん進出しています。南草津駅は、駅のオープンと時を同じくして開設された、立命館大学の「びわこ・くさつキャンパス」の最寄り駅というイメージがこれまで非常に強かったはずです。ただしこのキャンパスは2015年に一部の学部が移転したため、学生街という趣が少しずつ薄れていく可能性があります。しかしキャンパスと反対方向については、以前から続いていたマンション開発の影響で、新しく流入する住民が増えているところです。南草津駅の利用率は、開業以来順調に右肩上がりの成長を示してきました。1日ごとの乗客数を計算すると、開業の2年後に2倍半を上回る数字を記録したことが判明します。20000人を超えたのは2006年のこと。それからたったの6年で、25000人を突破しました。現在も増えていますが、「びわこ・くさつキャンパス」の縮小によっていずれは減少に転じるだろうという予測が識者から出されています。南草津駅がある場所は、過去数十年間で急に人口が増加した地域です。介護施設については、まだ軒数が多い地域ではありません。施設をこれから探したいなら、駅から2キロくらい離れたあたりからが主な舞台となります。最初のうちは、駅から2~5キロくらいの圏内を、時間をかけて探し回るとよいでしょう。施設の種類に関しては、グループホームがいちばん多くて見つかりやすいでしょうか。もちろん、住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅なども営業しています。























