主要な鉄道が乗り入れる中心地でありながら、15万円前後で利用できる老人ホームも

JRからはそのほかに、東海道本線が乗り入れており、これらの路線のおかげで東京のような東日本方面にもとても行きやすい駅となっています。大阪市営地下鉄からは、御堂筋線がこの駅に乗り入れています。梅田駅や難波駅で乗り換えれば、さらに市内のあちこちに簡単に向かえます。
鉄道の素晴らしさがずば抜けているため目立ちませんが、駅前にはバス停留所が数ヶ所あり、たくさんのバス会社が参入しています。市内、あるいは府内各地に行ける路線もあれば、西日本~東日本の開けた場所に向かう路線もあって、移動するときは頼もしい味方になってくれます。
この駅には365日通して膨大な乗客が押し寄せます。2013年の調査では、1日当たりの乗客数は、JRと市営地下鉄すべてを合計すると18万人を上回りました。しかも年々乗客が増えており、20万人を超えるのもそれほど先のことではないかもしれません。
これだけ大きな駅のため、周囲はすさまじいスケールで発展しています。新幹線の停車する駅のため、ホテルがひしめき合っている点は特に目立ちます。公的な施設や民間企業のオフィスが、周囲の無数のビルに入っています。商業施設は意外と少なめですが、もちろん不便な街というわけではありません。
淀川区は大都会ということもあってあまり高齢化率の話題は目立ちませんが、そのかげで確実に高齢者は増加しています。区の当局も、老人福祉センターや地域包括支援センターなどを通してさまざまな情報の提供と相談の受付に努めています。
区内で安く利用できる老人ホームとしては、他の自治体の場合と同様に特別養護老人ホームが人気です。しかし数が限られているため、他の施設を利用せざるを得ないケースが相次いでいます。グループホームや高齢者住宅なども、条件があるもののかなり安く使えるチャンスがあることは留意しておくべきでしょう。
介護付き有料老人ホームとなると、入居一時金や月額使用料が高めの施設が多いことは否めません。しかし住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅については、月の負担額が10~15万円程度に収まるケースがありますから、チェックする価値があります。