パノラマ
ベッドタウンでありながら行楽地に近く、利便性も高いエリア
大阪府北部に位置する箕面市は、京都府や兵庫県に近いというロケーションが原因で、交通上の要衝という位置づけが古来続いてきました。戦後に入ってベッドタウンとしての需要が急上昇したことは避けられない運命だったといえるでしょう。牧落駅の周辺も、そのような時代の影響を強く受けてきた一帯です。牧落駅の近辺は市役所や市民会館といった公的な施設が数種類かたまっているほか、大きな公園や公営の運動施設などが目立つエリアです。もっとも駅を出ると周囲はすぐに平凡な住宅街に突入するため、のんびりとしたライフスタイルを実行できることは間違いなさそうです。牧落駅の近くは、一般の路線バス事業者が進出しているエリアからは外されています。その代わりに、市営のコミュニティバスが住民の移動を助けてくれます。
牧落駅は、阪急の箕面線の管内にある駅です。箕面線はきわめて短い路線で駅の総数はたったの4駅。しかし、通勤・通学といった日常的な移動を求める旅客の多さや、観光を楽しむためにやってくる旅客の多さで有名です。牧落駅から見た場合、終点である箕面駅が隣駅です。この隣駅は、箕面公園や箕面温泉といった景勝地に向かうときの中継地となってくれます。
そして起点となっている石橋駅までは、わずか2区間しか離れていません。石橋駅で降りると、宝塚本線に乗って大阪市中心部などに直行できます。もっとも、部分的に直通運転が実施されていますから乗り換えをする手間が省けるチャンスもあるでしょう。
牧落駅の利用率は、管内で見るとあまり高い水準ではないようです。両隣に所在する箕面駅や桜井駅と比べても低いという結果が出ています。それでも、1日あたりの乗降客数は近年8000人程度を記録しており、これは石橋駅と比べても特に少ないとはいえないでしょう。
牧落駅とその周囲の土地は、地味なイメージが強いですが高齢者の暮らしを考える上ではなかなか魅惑的です。その点に気が付いた介護事業者はけっこういるようで、すでに特徴の異なるいろいろな施設が建設されてきました。駅から2キロくらい離れたあたりまでを探すだけでも、個性のはっきりした住宅型施設が何度も見つかることでしょう。
サービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームやグループホームと施設のタイプもまったくバラバラです。料金体系も、システムから価格帯までバラバラですから、個々の希望に合わせて施設を選択できます。
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