「イチハラヒロコ恋みくじ」で有名な布忍神社の最寄り駅
大阪市と堺市に挟まれるように位置する、松原市。巨大な2都市に挟まれており、ベッドタウンという役目を長年引き受けてきました。そのわりには鉄道の旅客駅が少ないという弱点がありましたが、布忍駅をはじめ近鉄南大阪線の沿線は、数少ない例外として発展してきました。布忍駅は、阪神自動車道や阪神高速14号線などを使いやすい位置にあります。布忍駅の周辺も宅地化などがそこそこ進んでおり、生活に必要な要素がひと通りそろった地域です。この界隈で人目をひく施設をあげるなら、駅から歩いて5分くらいの位置にある布忍神社でしょう。この境内には、大阪府の指定する有形文化財のひとつとして重宝されてきた本殿があります。前世紀の末期には、絵馬展が開催されたことでちょっとしたニュースになりました。布忍駅は、南大阪線の管内では急行列車などがまったく停車しない駅です。ただし2区間離れた河内松原駅で降りて待っていれば、じきに準急列車をつかまえることができます。発着駅である大阪阿部野橋駅とは8キロ以上の距離がありますが、よその鉄道への乗り換えという意味では重要な駅。この駅まで行くとJRの大和路線・大阪環状線・阪和線、大阪市営地下鉄の谷町線・御堂筋線、阪堺電気軌道の上町線などが一度に使えるようになります。なお同じ近鉄が運営する道明寺線・長野線・御所線を使いたいときは、終着駅方面に出てくる道明寺駅・古市駅・尺土駅で乗り換えることになります。布忍駅の利用率は、近年少しずつ低下している段階にあります。1日ごとの乗降客数を計算すると、10年以上昔に6000人以下に落ちていることがわかります。この数年で5000人以下にまで落ち込んでいますが、やや減少の速度が衰えかけていることは一縷の望みでしょう。布忍駅の近所で介護施設を探すと、公営の施設と民営の施設の両方が相次いで見つかることがあります。それも駅から2キロ以内(特に1~2キロの間)は、施設を見つけやすいですからじっくりとチェックする価値があります。もっとも公営の施設はいつでも人気が高くて入りにくくなっていますから、見つけただけで安心してしまうのは早計です。施設の種類に関しては、サービス付き高齢者向け住宅とグループホームが増えており、介護付き有料老人ホームやケアハウスなどはその次くらいの勢力と呼べるでしょう。安い施設の場合、入居一時金・月額使用料の相場はともに10~20万円くらいとなっています。












































