本格的にバリアフリー化が進む駅舎で、高齢者の外出をサポート

この駅は1997年に、モノレールとの接続に備える工事を行っていますが、それに合わせて本格的なバリアフリー化に踏み切っています。画期的な取り組みを行ったことについて、「大阪府知事賞」を受けており、よその駅から参考にされたという輝かしい実績を持っています。高齢者にとっては、ありがたい駅であることは指摘するに及びません。
それでは乗り換えについておさらいしておきましょう。京阪本線は名前の通り、淀屋橋駅と出町柳駅までを結んでいるほか、天満橋駅から中之島線中之島駅までの区間にも直通しています。比較的近場にあってよく使われている駅といえば、関目駅と枚方市駅でしょう。前者は、大阪市営地下鉄今里筋線に接続しており、後者は京阪交野線に接続しています。
そして1990年に開通した大阪モノレール線が、あとからこの駅まで延伸されたことは忘れてはいけないメリットです。大阪空港駅までまっすぐに行ける点が最大のポイントですが、隣にある大日駅で市営地下鉄谷町線に乗り換えられる点や、少し先にある南茨木駅で阪急京都本線に乗り移れる点もよく覚えておくべき長所でしょう。
この駅の利用率は、全体としては上がっているものの、伸び悩んでいる時期が近年あったこともまた事実。1日あたりの乗降客数は、1998年以降ずっと50000人を超えています。2008年には58000人を突破したものの、2013年になると53000人台まで下がっています。
門真市の高齢化の進み具合は、安穏としていられる状態ではありません。福祉関連の取り組みは優れているのですが、特別養護老人ホームをはじめとした、施設への入居が必要な高齢者のためのサービスはまだ残念ながら不充分です。
サービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームを利用して、今すぐに必要なサービスを実施してもらうほうが妥当な判断となるでしょう(これらの施設の費用体系もバラバラですが、中には入居一時金も月額使用料もそろって安い施設があります)。費用面で制限がない場合は、介護付き有料老人ホームを選んで、懇切丁寧なケアサービスを受けるという手を選んでもよいでしょう。