低額でありながら、手厚いサポートを受けられる施設がたくさん

駅名の由来通り、この駅の目の前には那覇市立病院が建てられており、駅に降り立ったら専用の通路(通行できる時間が長めに設定されています)を使って出入りすることもできます。持病がある場合や健康診断などを受けたい場合なら、この駅の近くで暮らすことはこの上なく恵まれた状況となります。
このほか駅の周囲にあるもので目立つのは、末吉公園および末吉宮跡でしょう。由緒正しい琉球八社のひとつに近いだけではなく、公園内の手つかずの自然や、日本でいちばん早めに開花するといわれる桜並木を楽しむことができます。この公園は年中無休であり、また無料で入園できますから日頃の散歩などにももってこいでしょう。那覇市立病院の前には、バス停もおかれています。路線の本数は少なめですが、那覇バスが地域密着型のサービスに日々励んでいます。
沖縄都市モノレール線は現在、15を数える駅が設営されていますが、2019年をめどに4つの駅が新しくつくられる予定です。順調に工事が終われば、那覇市から浦添市まで長距離をカバーできるようになるでしょう。
現在は、那覇空港駅から首里駅までを結んでいますが、そのほとんどの駅が何らかの施設(交通インフラや行政機関、商業施設や観光のスポットなど、多種多様です)のそばに置かれており、使いこなせるようになるとたいへんに便利です。
市立病院前駅の周辺で介護施設を探そうと思ったら、バスやタクシー、また一般車両を使いこなすことが大前提となるでしょう。駅からいちばん近い施設は2キロくらい離れたところに建てられています。10~20キロくらい離れたところに見学や体験入居に出かける必要が生じることは、珍しいことではありません。
もっとも、安さでは定評がある沖縄県内の介護施設らしく、破格の低コストで契約できる施設の宝庫であることはほぼ間違いありません。入居一時金が発生しないケースや、月額使用料が10万円以内というケースをよく見かけます。質の高いケアサービスや万一の事態を想定した手厚い医療サービスなどが充実している施設もとてもたくさんあるエリアです。