那覇新都心の成長をまざまざと感じ取ることができる地区
「ゆいレール」の管内にある駅は、いずれも民謡などを列車到着時のメロディとしていることで有名です。八重山民謡である「月ぬ美しゃ」をアレンジしてBGMに採用しているのが古島駅です。
古島駅は、国道330号線の真上に建造されている駅です(そのほか、県道82号線にも近い位置にあります)。駅を出ると、にぎわった市街地が広がっています。駅に近い施設で代表的なところは、市役所の新都心銘苅庁舎の名前が真っ先に上がりそうです。
そのほか、「那覇市IT創造館」や出雲大社の沖縄分社などにアクセスしやすいです。興南高校・中学校にも近いため、学校関係者が近くを歩いている光景がみられます。商業施設などは申し分なく近所で見つけることができます。
古島駅は、駅前のロータリーの一部がタクシー乗り場として活用されています。また、路線バスが充実しており、那覇バスや琉球バス交通が運行する路線が合わせて10系統ほど用意されています。
古島駅は、沖縄都市モノレール線の管内にある駅です。沖縄という県には特殊な都合があるため、他の路線への乗り換えは出来ません。しかし、発着駅である那覇空港駅まで行けば空路を使えます。また海路を使いたくなったときは、4区間離れた美栄橋駅や6区間先にある旭橋駅で降りて、那覇港にアクセスすることが妥当な判断となるでしょう。
このほか、5区間離れた県庁前駅まで行くと、県庁および市役所の本庁舎にアプローチできます。また、隣駅である市立病院前駅で降りると、駅構内からそのまま病院内に入れます。
古島駅の利用率は、開業以来の10数年を通してほぼ安定しています。1日ごとの乗客数は、2000~2500人の間で上下しています。最初の5年間はやや増減が激しかったのですが、その後まもなく変化が控えめに変わりました。
古島駅の近くだけに限ったことではありませんが、沖縄都市モノレールの沿線は基本的に都市化が顕著です。このため介護施設などのイメージはまだ稀薄でしょう。実際に、駅から至近距離の位置に建てられている施設を見つけることは簡単ではありません。
5キロ程度ほど離れると若干の施設は目にとまるようになりますが、できたら20キロくらいの範囲を最初からターゲットにしたほうが合理的でしょう(駅から遠隔地にある施設は、料金面では申し込み者にとって有利なことが多いです)。施設の区分については、住宅型有料老人ホームおよび介護付き有料老人ホームが中心となっています。





