旧山北町の大川谷地区の中心市街地が広がっています
90年以上の歴史を持つ府屋駅。開設当初の府屋駅の所在地は、岩船郡の旧大川谷村でした。創設から約30年後に、近隣の自治体を合併して新たに山北村が発足します。それ以来半世紀以上の長期にわたって、町(今から半世紀前に、村から町制に移行しています)の中心駅として利用されてきました。2008年に村上市が新たにつくられると、旧山北町の役場は市役所の支所として使われることになりました。
府屋駅がある場所は日本海沿岸の平地の一角です。駅の南側は、目の前まで山林地帯が迫っている印象です。集落は主に東側から北側にかけて広がっています。府屋駅は、国道7号線の目の前に位置する駅です。この7号線沿いにお進みいただくと、県道52号線や248号線に簡単に乗り入れていただけます。
府屋駅は、JRの羽越本線に所属する駅です。特急「いなほ」や臨時快速「きらきらうえつ」が停車する駅に選ばれていますが、通常の快速列車が停車する駅には選ばれていません。標準的な快速列車にお乗りになる場合は、35キロほど離れた村上駅でお乗り換えいただく必要があります。
村上駅から10キロほどお進みになると、坂町駅に到着します。坂町駅では、米坂線へのお乗り継ぎが可能となります。なお発着駅である新津駅まで足を運んでいただくと、信越本線および磐越西線のご利用ができます。その反対で、終着駅である秋田駅にアクセスしていただいた場合は奥羽本線や男鹿線、それから秋田新幹線のご利用が実現します。
府屋駅の利用率は、昭和の中頃の時点では現在の5倍以上を記録していたことが、残されている資料から明らかにされています。1日平均の乗客数は、今世紀に入った時点では200人を超えていました。その後2008年に、今世紀初めて150人未満という計算結果が出ます。2014年とその翌年は、連続して100人未満に落ちています。
府屋駅を起点として介護施設をお探しになる場合は、駅からまずは3キロくらいの範囲を徹底して探してみてはいかがでしょうか。その条件でお探しいただいた場合でも、若干数の施設なら簡単に発見可能です。それでも満足できない場合は、山林地帯の向こう側にも目を向けていただく必要があります。
施設の区分に関しては、グループホームが探しやすいという特徴がある地域です。このため、認知症の兆候があるご高齢の方の場合にはおすすめできます。それ他の種類については、サービス付き高齢者向け住宅または介護付き有料老人ホームへのご入居が考えられます。


