春日山城跡を中心とした、上杉謙信ゆかりの土地

駅の西側には、上杉謙信の居城として名高い春日山城跡が保存されているほか、上越市春日謙信交流館などが設置されています。町全体が「上杉謙信ゆかりの場所」という趣向で形作られていますが、春日山駅のスタンプを見てもその点は確認できます(「謙信ゆかり天下無双の春日山城跡」というスタンプです)。
駅の北側には、「謙信公大通り」と呼ばれることがある県道43号線が走っていますが、近年はこの道路に沿って中~大規模の商業施設がたくさん出店するようになりました。駅の周囲は基本的には住宅街ですが、上越市役所をはじめとした公的な機関などがかなり集中しており、暮らしやすさには定評があります。駅前から乗り降りできる一般の路線バスはすべて頸城自動車が運行しています。
春日山駅は2015年に、JRの信越本線の傘下からえちごトキめき鉄道の妙高はねうまラインに移管されました。すぐ隣に終着駅である直江津駅がありますが、この隣駅では日本海ひすいラインおよびJRの信越本線、それから北越急行のほくほく線に乗り換えできます。3区間先にある上越妙高駅まで行くと、JRの北陸新幹線へ乗り継ぎできますが、この駅では東京方面と金沢方面の両方とも利用できる点がとてもユニークです。
春日山駅の利用率は、近年少しずつ上昇しています。1日平均の乗客数を計算すると、400人を超えたのが2003年で500人を超えたのが2006年のことでした。その後もゆっくりと増えており、現在は約10年前の2倍近くの数字を記録しています。
春日山駅の周辺は、人口密度が低い土地ではありません。しかし介護施設の建造についてはまだ残念ながら後れを取っている状態でしょう。もちろん、簡単に断念する必要はまったくありません。駅から1~4キロ離れた範囲で探してみるとある程度の軒数が見つかるはずです。
施設の区分については、最近世間で流行している種類はだいたいそろっています。料金体系は世間の平均値とほぼ変わらない内容でしょうか。したがって、介護付き有料老人ホームなどは高めになる性質が強いですが、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅などだったら安価なところが多いでしょう。ちなみにグループホームについては、例外的に入居料金が固定額制となっているところが一般的です。