長与町は海も温泉もあるベッドタウン。低価格な有料老人ホームも

長与町は長崎県西彼杵郡にある大村湾に面した町。
漁業も盛んで、「大村のカキ」などが有名。
地理的に長崎市中心街から10kmという立地の良さから、同市のベッドタウン的役割を果たしています。
そのため人口が多く、長与町の高齢化率は28.1%(2023年調査)。
長崎県全体の高齢化率が33.6%であるため、長与町は比較的若い町なのです。
ただし、4人に1人は高齢者という超高齢化社会に突入していますから、町全体で高齢化や介護対策を行う必要のある町とも言えるでしょう。
長与町は介護の必要のない状態を維持するための取り組みを推進。
その一つが運動教室「お元気クラブ」で、毎週集まって運動することで、高齢者の孤立や引きこもりを防止しています。
その他にも老人クラブ活動や健康相談などをコンスタントに実施し、「高齢者の生きがいづくり」もサポートしているのです。
また、介護する側の人々にも心を配り、「介護者リフレッシュの集い」を月に一回開催。
介護側の力にもなっています。
そして、介護施設の認可も行い、グループホームなどの介護施設を確保。
町内には格安な住宅型有料老人ホームもあり、入居時の費用0円、毎月の基本料も9~10万円という所も。
これに介護保険料や日用品代などが加算されますが、それでも基本料が安いので入居もしやすいと思います。
さらに、長与町はベッドタウンとして交通アクセスも発達。
ミニバス「みかんちゃん」などが時津町へと運んでくれる他、ミニバス「ゆりちゃん」が町内の病院や温泉と団地を結び、「長崎バス」や「長崎県営バス」が町内を隈無く走っています。
長崎市と長与町を繋ぐバスも多く、利用者も多いようです。
また、JR 九州の「長崎本線」も通っており、「長与駅」にも乗り入れています。
大村湾に面した海岸には「長与港」もあり大村湾観光汽船高速船が発着。
長崎空港まで約25分という早さです。
このように、アクセスも良く、さまざまな高齢者サポートもある町ですから、シニア世代も暮らしやすいでしょう。
商業施設が余りないのが唯一のネックですが、隣接する時津町にいろいろな店がありますので、そちらまで足を運べばショッピングも楽しめます。
長与町は高田郷の道ノ尾温泉や百合の温泉など、体に良い温泉がある場所。
海もあり、ミカンなどの特産品もあり、魚介類も美味。
いろいろと揃ったエリアですので、シニア世代にもおすすめです。