地獄谷野猿公苑をはじめ、有名な温泉が多い町です

長野県の北東端に位置する、山ノ内町。
西側で中野市と隣接しているほか、同じ下高井郡に属する木島平村や上高井郡高山村、下水内郡栄村に囲まれています。
南側の県境を挟んで、群馬県の吾妻郡中之条町と向かい合っています。
町のほぼ全体が、山林や高原が広がる高地です。
市街地は西端のごく一部の地域に集中しています。
高井富士や横手山、志賀高原や北志賀高原を利用した観光産業が町の重要な財源です。
山岳部では登山や紅葉狩り、スキーといった娯楽が観光の目玉です。
また湿原が各地に点在しています。
これらの湿原は、眺望ばかりが素晴らしいわけではありません。
高地の独特の環境に適応した、よそではお目にかかれない貴重な動植物の宝庫となっているのが見逃せない特徴でしょう。
そして温泉郷が非常に多いことで有名。
角間温泉や上林温泉などの横湯川・夜間瀬川の流域に固まっている温泉をまとめて、湯田中渋温泉郷と呼んでいます。
宿泊施設がたくさん建てられており、近代風のホテルから純和風の旅館まで、お泊まりできるところは選び放題です。
その中のひとつ、地獄谷温泉は今では世界的に知られています。
ここではニホンザルが入浴する姿を目撃できるため、しばしば写真が撮影されてきました。
山ノ内町では森林浴に適した場所がふんだんにあることから、森林セラピー基地に指定されています。
昨今は、医師やガイドが同伴する森林浴が盛んに企画されるようになりました。
樹木が紅く色づく時期などを選んで、ゆっくりと空気が良い森の中を散策できるため、老若男女を問わず参加者が集まります。
山ノ内町で鉄道のご利用をお求めの場合は、長野電鉄の長野線がおすすめ。
現在は町内に駅が3ヶ所設置されています。
この地域における長野電鉄の存在感はとても大きく、路線バスの運行も熱心に実施してきました。
幹線道路については、国道292号線や403号線などをお使いいただけます。
山ノ内町の人口は、昭和末期に入ってから減少傾向に入りました。
2023年の調査では、1万1,499人という結果が発表されています。
高齢化率に関しては同年に、41.6%を記録しました。
山ノ内町でこれから介護施設へのご入居をお考えの場合は、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅、また特別養護老人ホームへご入居できる機会があるでしょう。
温泉が湧き出している地域の近くでは、毎日のように名湯につかっていただける設備を持っている施設が少なくありません。