天竜川と山々の狭間に延びる集落での暮らし

駅舎やレールの一部が、昔から変わっていないだけではありません、川岸駅の周辺は少しずつ変化しているものの、昔と変わっていない部分がたくさんある土地柄です。川岸駅が建てられているのが、天竜川と山に連なる急な斜面の狭間だということもあって、都会の喧騒とはほとんど縁がない雰囲気が強いです。
集落については、川岸駅から離れているわけではありませんが、近くに架けられた橋を渡った対岸につくられています。駅のすぐそばの建物はかなり軒数が限られたままです。川岸駅は現在、無人化されています。駅の利用率は非常に低く、1日あたりの乗客数は例年、100人前後で推移しています。
川岸駅は中央自動車道のすぐそばに所在する駅ですが、いちばん近くて使いやすい幹線道路は、おそらく県道14号線でしょう。バス乗り場は、駅から数分歩いた場所に設置されています。基本的にこの場に乗り入れているサービスは、市営のコミュニティバスを除くと高速バスです。京王バスグループや数社が協力しているグループが、運行を実施しています。
川岸駅は、JRの中央本線に所属する駅ですが、現在は飯田線からの乗り入れのほうが多くなっています。すぐ隣に辰野駅がありますが、この駅が飯田線との経由地となっています。もうひとつの隣駅は岡谷駅ですが、この駅は川岸駅の管理を担当していると同時に、中央本線の本線への通過点となっています。また、辰野駅の3区間先にある塩尻駅は篠ノ井線に乗り換えるチャンスがある駅です。
川岸駅を起点にして介護施設を探すときは、駅から4キロ以上離れたあたりからが、本格的なステージとなる可能性が高いです。それくらい距離が離れていても構わないようなら、最初から6~7キロ圏内を探すようにしたほうが建設的でしょう。もちろん、それより近い範囲に施設が存在しないわけではありません。それでも、施設が見つかりやすくなるのは2キロくらい離れたあたりからとなります。
施設の種類に関しては、グループホームが中心です。介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームについては若干数であれば発見はじゅうぶんに可能です。入居料金はまちまちですが、月額使用料の平均額は概して安く、10万円台になるだろうと見込まれています。