中野市は果実などが良くとれる街。商業施設も豊富

中野市は、長野県北部の街。
北信州の中心的な都市で、善光寺平と呼ばれる長野盆地の北東エリアに位置します。
飯山市や長野市上高井郡の小布施町、高山村下高井郡の山ノ内町や木島平村、上水内郡飯綱町と隣接。
2023年の人口は4万3,030人と4万人以上が暮らす街です。
長い歴史を誇る地域で、市内の「柳沢遺跡」からは、既存の定説を揺るがす青銅器が発見され、脚光を浴びました。
源平合戦の時代から戦国時代までは高梨氏の支配下、江戸時代は徳川幕府直轄地でした。
1870年中野村が中野町となり、1954年下高井郡中野町や平野村、高丘村等が合併して初代「中野市」が成立。
2005年下水内郡豊田村と一つになり、改めて「中野市」が誕生しました。
市の中心は高社山とも呼ばれる「高井富士」と、蛇のように曲がる千曲川の間にあります。
主な産業は農業で、シメジやエノキといったキノコ類等も良くとれますし、南部には田園風景が広がります。
夜間瀬川の扇状地でもある為、土地の水はけが良いのも特徴。
その土地を利用したリンゴやブドウなどの果樹栽培も盛んです。
交通アクセスとしては、JR東日本「飯山線」が替佐駅・上今井駅から利用可能。
長野電鉄「長野線」も通っており、信州中野駅、中野松川駅、延徳駅、信濃竹原駅等から乗降できます。
中心となっている駅は「信州中野駅」で、 バスも長電バスが信州中野駅を中心に、市内外を網羅。
近隣の飯山市等へ向かう路線も伸びています。
車道としては上信越自動車道が豊田飯山IC(インターチェンジ)や信州中野ICから乗降可能。
国道117号・国道292号・国道403号、志賀中野有料道路や志賀フルーツラインにも繋がる長野県道29号といった一般道も走っていますし、「北信濃くだもの街道」と呼ばれる須高広域農道も走っています。
ちなみに国道117号沿線には道の駅ふるさと豊田もできました。
毎年3月の「中野ひな市」で実施される土人形の展示即売は全国的に有名で、多くの愛好家が訪れます。
観光スポットとしては、国の史跡である高梨氏館跡、千田遺跡、柳沢遺跡などの遺跡や、中山晋平記念館、高野辰之記念館、日本土人形資料館等の文化施設など多数。
「バラ公園」と呼ばれる一本木公園や、北信濃ふるさとの森文化公園、北信州牧の入スノーパークといった自然に親しめる公園も多いですし、晋平の里間山温泉公園「ぽんぽこの湯」では温泉もゆっくり楽しめます。
また、長野オリンピック開催時に拡幅された国道292号沿いに商業施設が集中しています。
市内には中央公民館、中野市立図書館、中野市立博物館等の公共施設に加え、グループホームや老人保健福祉施設といったシニア用の施設も増加中。
北信総合病院と医療連携しているグループホームもあり、医療サポートが充実しているのが魅力です。