上伊那郡南箕輪村

長野県の中央部分からやや南寄りに位置する、上伊那郡南箕輪村。
2つの飛び地で成り立っている村で、その間を通る伊那市との関係が深い自治体です。
西側は塩尻市・伊那市と、北側は同じ上伊那郡に属する辰野町・箕輪町と隣接しています。
西側の飛び地はほぼ全域が中央アルプスの山間部に含まれています。
このため市街地や農地などはほとんど東側の飛び地に集中しているのが最大の特徴でしょう。
昔から農業がさかんな村で、コシヒカリやイチゴ、リンゴについてはブランド品として高い人気を確立しているほど。
そのほかブルーベリーやわさびなどの生産でも高い評価を受けてきました。
信州大学の農学部のキャンパスがあることも、農業の隆盛にひと役買っています。
この農学部は、毎年11月に学園祭を開いてさまざまな催し物を披露しています。
村内を代表する公園といえば、信州大芝高原が有名。
大芝湖は、よく晴れた日に岸辺を歩いていただくときれいな空気や見晴らしのよさをたっぷりと満喫できるためおすすめです。
スポーツやキャンプといった若い世代に人気がある娯楽のほか、森林浴や温泉、ゴルフのようなご高齢の方でもお楽しみいただける施設をご利用可能。
イベントも随時企画されており、毎年8月の大芝高原祭りや10月の信州大芝高原イルミネーションフェスティバルが大人気です。
南箕輪村にて列車を用いたお出かけをお考えになるときは、JRの飯田線のご利用が可能です。
村内に飯田線の駅は2ヵ所設置されています。
路線バスについては、伊那バスやJRバスグループの路線をご利用可能です。
伊那バスは、村営のコミュニティバスの運行も引き受けています。
このバスをお使いになると、伊那市にある伊那中央病院へ簡単に移動していただけて便利。
高速バスについては、京王バスグループが管理している路線をご利用可能。
東京や名古屋などに直行していただけます。
幹線道路に関しては、中央自動車道や国道153号線・361号線がおすすめです。
南箕輪村の人口は、かなりの勢いで増え続けている状況です。
2023年の集計によると1万6,010人という結果が出ています。
同年の高齢化率は23.7%と全国平均値よりかなり低い数字を記録しました。
今の南箕輪村で介護施設をお探しになる場合は、特別養護老人ホームやグループホームへのご入居が考えられます。
近接する伊那市の施設や、松本市・長野市にある施設に目を向けていただくこともいい手でしょう。