農業および先端工業がさかんな町。名所や催事も多いです

宮崎市の北西端に位置する、東諸県郡国富町。
町の西半分は山地の一部となっており、残る東半分も今なお緑地が各地に残っています。
しかし本庄川が流れていることから、江戸時代のころから水運が発達した地域でした。
現在の町役場の位置は、経済上・物流上の要衝であることから天領に指定されており、栄華をきわめていたことはたくさんの史料からも明白です。
江戸時代のころは水運業のほかに農業がさかんで、また19世紀からは和紙の生産でも有名でした。
現在は、農業では切り干し大根や葉タバコの収穫高で全国トップを走っています。
昨今は本庄川の流域を中心に工業が発展しています。
古墳時代からたくさんの史跡が残る土地柄で、その最たる例は市街地に点在する本庄古墳群でしょう。
このほか、伊東四十八城に数えられる八代城址や、日本三大薬師および薩摩の三薬師に数えられる法華嶽薬師寺、重要文化財の指定を受けた木造阿弥陀如来と両脇侍像が保管されている万福寺が全国的に有名です。
毎年8月が来ると、本庄稲荷神社夏祭りが開催されます。
この祭事では、貴重な六日町伝統歌舞伎人形をご覧いただける点が大きな醍醐味です。
神輿と一緒に「ヨイマカ」が町内をめぐる点も見どころ。
ヨイマカとは、ふとん太鼓から発祥したと伝えられる稚児を乗せて運ばれる太鼓台のことです。
国富町内では鉄道の代わりに車両による交通サービスが、町民の移動を担ってきました。
宮崎交通が数種類の高速バスなどのサービスを提供しています。
また町営のコミュニティバスは、無料でご利用いただけて便利。
高速道路については、2019年から国富スマートインターチェンジが開放されました。
町内をたくさんの県道が通り抜けており、17号線や24号線、26号線などが有名です。
ちなみに空路に関しては、宮崎空港まで車両を用いると40分程度でアクセスしていただけます。
国富町の人口は、20世紀の末期にピークを迎えました。
当時の記録を振り返りますと、22,000人を超えていた様子がうかがえます。
2010年代に入ってから20,000人を割っており、2023年には人口1万8,695人、高齢化率37.8%となっています。
これから国富町内で介護施設へのご入居をご検討になる場合は、住宅型有料老人ホームやグループホームを発見していただける機会が多いでしょう。
そのほか、介護療養型医療施設や介護老人保健施設、特別養護老人ホームあたりへご入居できる機会もあります。
月額使用料が10万円以内・入居一時金がゼロといった格安の施設から、高額でサービスが豪華な施設まで、いろいろな施設をご覧いただけると思われます。