駅を出ると目の前に、大宮神明社があります
2016年は、日永駅が三重鉄道の所管となってからちょうど100年目にあたる年でした。戦前は、短期間に何度も所属先が変わったイメージが強い駅でしたが、戦後のおよそ70年間に限ってはたったの2回しか経ていません。2015年の春はほぼ半世紀ぶりに、(近鉄から四日市あすなろう鉄道へ)その数少ない移管が実行されました。日永駅は、ふたつの河に挟まれた地区に所在する駅です。北を流れる鹿化川と、南を流れる天白川です。どちらかといえば後者のほうに近い位置にあります。ふたつの河の間に、昔からあまり変化のない住宅地が広がっています。日永駅を出てからバスで移動したくなったときは、駅前の停留所の乗り入れる三重交通の路線を使うことがおすすめです。なお駅の東側に出てからまっすぐにしばらく進むと、やがて東海道に到着します。その向こうには四日市市中央緑地陸上競技場および中央緑地の広大な敷地が延びています。このあたり一帯では、これらの施設が最大の緑地となっています(もっともこれらの施設は、近鉄名古屋線の新正駅が最寄り駅なのですが)。日永駅は、内部線と八王子線が接続する駅です。内部線の管内では、2区間先にあるあすなろう四日市駅が唯一の乗り換え地点となります。あすなろう四日市駅では近鉄名古屋線および湯の山線への乗り継ぎが実現します。八王子線は、目下たったの2駅しか所属していない小規模な路線です。隣接する西日野駅の周辺に用件ができたときは便利に使えます。日永駅の利用率が頂点に達していたのは、今からおよそ半世紀前だろうと推測されています。その後は一貫して、下降線をたどってきました。1日ごとの乗客数を計算すると、最後に600人以上を記録していたのは1997年だったことがわかります。その4年後に500人以下に落ちました。2010年代以後は、低下の勢いはだいぶ落ち着いています。日永駅の近所に建てられた介護施設に関心がわいてきたときは、駅から5キロくらいの範囲を設定して探すようにしたほうが合理的でしょう。実は、駅から歩いて5分~10分くらいの時間でアクセスできるケースも若干数ならあります。しかしそれらは特殊な例だと受け止めたほうがよいです。実際に、駅から3~4キロくらい離れた位置で開業している事例のほうが確実に多いです。施設の種類に関しては、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅が探しやすいと思われますし、料金面でも低価格に設定されています。












































