穏やかな住宅街がどこまでも広がっている地区です
2012年の10月に、開業100周年の節目の日を迎えた赤堀駅。駅が所在する場所は平坦な住宅街の一角にあります。一般的な戸建て住宅などが、所狭しと建ち並ぶ姿がどこまでも広がっているイメージです。駅の周囲に特別な施設などはほとんどありませんが、旧東海道が敷かれていたと歴史を持っています。この道に面して、江戸時代末期の建物がそのまま保存されている「鈴木薬局」が存在します。一見の価値がある史蹟であることに間違いはありません。なおこの駅と、隣駅であるあすなろう四日市駅との間に近年、新しい文教施設が登場しました。「ユマニテク短期大学」は2016年の10月に文部科学省から認可を正式に受けたばかりの、できたてほやほやの短大です。この結果、赤堀駅の利用率への影響が多少発生する可能性が指摘されています。赤堀駅は、半世紀もの長い間近鉄内部線に所属する駅でした。しかし2015年の春から、四日市市に譲渡されています。これによって四日市あすなろう鉄道の所管となりました。隣接するあすなろう四日市駅は近鉄の名古屋線および湯の山線への経由地のため、今でもよく利用されています。もうひとつの隣駅である日永駅は、八王子線への乗り換え地点として需要が高いです(直通運転が実施されているため、ストレートに管内に入れる機会もあります)。赤堀駅は、前世紀が終わる少し前に無人化されました。赤堀駅の利用率が低下していることがその主因ですが、現在までその点はあまり変わっていません。1日ごとの乗客数を計算すると、20年近く前から一貫して300~400人の間で推移しているにすぎないことがはっきりとします。300人を下回る年が突然やってきても、驚くにはあたらない状況といえます。赤堀駅の近辺で介護施設に入居したいと考えるなら、狙い目となりそうなのは駅から3キロを過ぎたあたりからでしょう。1キロ前後の場所で営業している施設を見つけられるチャンスは多少ならありますが、入居先の候補が多くなりそうなのはもっと遠ざかってからになります。最初のうちは、駅から5キロくらいの範囲を、じっくりと調べ上げることがおすすめです(なお公営の施設については、特に人気が常時高くて競争率が高いことに注意しましょう)。民間の施設のジャンルについては、住宅型有料老人ホームやグループホーム、サービス付き高齢者向け住宅などが中心的です。入居一時金と月額使用料を合算して20万円台となる施設は見つけやすそうです。






































