とにかく住宅型有料老人ホームの安さが目立ちます
八代市の中心地区に位置する、八代駅。駅の北側は、日本製紙が所有する工場などの敷地が広がっています。南側に関しては球磨川・前川までの間に市の中心市街地が開けています。商業施設などがバランスよく点在しています。駅から10分程度歩くと球磨川や前川の河川敷や橋が見えてきますが、この一角は毎年、「やつしろ全国花火競技大会」が開催されるエリアです。花火大会の日が来ると八代駅はおおぜいの見物客でごった返します。八代駅にいちばん近い幹線道路といえば、国道3号線をあげないわけにいかないでしょう。それに八代駅はもともとバスが発達したエリアに含まれており、車両の通行は全体的に高水準に達しています。駅前に乗り入れている一般路線バスは、産交バスと市営のコミュニティバスですが、神園交通が関与する高速路線も存在します。八代駅は、現在3種類の路線が乗り入れる駅です。JRに関しては鹿児島本線と肥薩線が乗り入れています。鹿児島本線は九州地方全体に張り巡らされている長大な路線ですが、八代駅から乗車して遠隔地を目指す場合は荒尾駅に向かうことが先決でしょう。そこで博多方面の路線などを利用する糸口をつかめます。なお隣駅である新八代駅では、九州新幹線を利用できます。肥薩線のほうは、熊本と鹿児島を結ぶ路線です。終着駅である隼人駅まで行くと日豊本線に乗り換えできます。もっとも、熊本・鹿児島県内の移動については肥薩おれんじ鉄道線を使うという手もあります。この路線は、九州新幹線と接続している駅が3つある点が特色です。八代駅の利用率は、10年以上前から低下しています。1日ごとの乗降客数を計算すると、JR側では2004年に6,000人以下に落ち、さらに2008年に5,000人以下に落ちています。肥薩おれんじ鉄道側では2005年に800人以下に、その6年後に700人以下に減っています。八代駅の近辺は、まだ介護施設などが多いエリアだとは言えません。これは、工場などにかなりのスペースを割いていることや、市の中心地区の端に位置することなどが関係していると考えられています。施設の軒数や密度が限定されているため、最初から数キロ圏内(たとえば5~6キロ遠ざかったあたりまで)を検索対象とするほうが正解でしょう。なお、八代駅の周囲は住宅型有料老人ホームの存在感がとても強いエリアです。入居コストについては、とても安価だという特徴があります。月額使用料が10万円前後かそれ未満というパターンが多いです。




















