工業都市として、企業城下町として、大成功を収めています

熊本県の中北部に位置する、大津町。
北側で菊池市・阿蘇市・合志市と接しており、西側から南側にかけては同じ菊池郡に属する菊陽町や阿蘇郡の西原村・南阿蘇村、上益城郡の益城町に囲まれています。
町内の東側から中央部分にかけては阿蘇外輪山に含まれているため、緑が色濃く残っています。
西側は熊本平野のため市街地や農地、工業地帯などが長い時間をかけてつくられてきました。
大津町の町の花はつつじです。
実際につつじが植えられている場所は数多いですし、特に日吉神社に行くと風雅なつつじ園をごらんいただけます。
そして毎年4月になると、つつじ祭りが盛大に開催されます。
3月から4月にかけては、桜祭りも開催されてかなりの見物客を動員しています。
大津町から鉄道を用いたお出かけをお求めになるときは、JRの豊肥本線にご乗車可能です。
益城町方面に近づいていただくと、阿蘇くまもと空港が見えてきます。
飛行機による旅行などに出発しやすいという利点があるのが大津町の長所でしょう。
路線バスについては、九州産交バスグループおよび熊本電鉄バスにご乗車可能です。
高速バスについては、九州産交バスのほか大分バスの路線をお使いになれます。
大津町で最大の幹線道路と呼べるのは国道57号線。
この国道のバイパスのそばは、郊外型の商業店舗が林立しています。
お買い物などをご希望のときは、このエリアに出向いていただくとよいでしょう。
また町外を出ていただくと、近くにある九州自動車道のインターチェンジをご利用できます。
大津町の人口は、昭和半ばに減少していました。
しかし昭和末期に入ると急激な増加に転じます。
これは、熊本市のベッドタウンに選ばれるようになったことや本田技研工業が進出したことが原因です。
本田技研以外にもかなりの企業が大津町に工場や事業所を設立しているため、人口の伸びは当分の間止まらないものとみられています。
2023年の調査では3万6,030人を記録しました。
同年の高齢化率は22.8%。
これは全国平均値と比べてかなり低い数値で、大津町が企業城下町になったことで得られた収穫のひとつでしょう。
現在の大津町で介護施設をお探しになるときは、グループホームがおそらくいちばん見つかりやすいでしょう。
それ以外では、特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・介護療養型医療施設といった公的な施設や、住宅型有料老人ホームのような民間の施設が考えられます。