「土佐の小京都」にて、楽しく老後を過ごしましょう
2005年に、旧中村市と旧幡多郡西土佐村が合併して成立した四万十市。この新しい自治体の中心的な旅客駅として機能しているのが、中村駅です。中村駅が誕生したのは40年以上昔ですが、その後一貫して、旧中村市の交通インフラの中で代表的な役割を務めてきました。駅がある場所は、「土佐の小京都」という別名を持っており、独特の落ち着いた街並みや風情が、初めて訪れた人を魅了します。寺社仏閣などは残っていますが、その中で特に有名なのは太平寺でしょう。中村駅とは距離がありますが、重要文化財の指定を受けている仏像が2体保管されています。日本一、水が清らかな川として昭和の頃から全国的に注目されてきた四万十川とは、歩いて20分くらいの距離が離れています。中村駅は国道56号線・439号線に近い位置に所在する駅。県道の中では、20号線がとても近い場所に敷設されています。駅専用のバス乗り場には、高知西南交通が運行する路線バスがたくさん乗り入れています(市営のコミュニティバスは少数なら存在します)。中村駅は、土佐くろしお鉄道の路線が2種類、乗り入れる駅です。中村線については、終着駅という立場になります。乗り換えのチャンスがある駅は発着駅方面に集中しています。若井駅まで行くとJRの予土線に、発着駅である窪川駅で下車したときはJRの土讃線への乗り継ぎが可能です。その一方宿毛線の管内においては、発着駅という立場に変わります。残念ながら乗り換えの可能性がある駅はありませんが、四万十市内および宿毛市内の各地に駅を持つ路線です。中村駅は、過去10年間でたびたび改修工事を実施してきました。ソフトバンクのCMの撮影場所に、この駅が選ばれたのはリニューアル工事の最中でした。バリアフリー関係の設備が増加しました。そして2014年の10月になると、新しくなった駅舎がブルネル賞駅舎建築部門の優秀賞に選ばれるという栄誉に浴しています。中村駅を起点として介護施設をお探しの場合、早い段階から、探す範囲を広々と設定したほうが賢明でしょう。残念なことですが中村駅がある場所は、まだ施設型のケアサービスが充実している地域とはいえません。駅から7~8キロくらい離れたところまで検討を考えた方がいいかもしれません(徒歩10分圏内で、入居先を見つけられる機会は、ごくわずかならあります)。施設のタイプについては、グループホームが圧倒的に多いようです。








