パノラマ
目立つ強みを持つ介護付き有料老人ホームが建てられています
2010年から、「エアポート急行」が停車する駅に仲間入りを果たした六浦駅。それまで約10年ほど、急行列車の類が停車しない期間がありましたが、大幅なダイヤ改正が行われたおかげでだいぶ便利になりました。駅は、四方すべてが住宅地として整備されてきた地域の中心となっています。緑が残る地域はあちこちに点在していますが、横浜横須賀道路の向こう側には八景苑をはじめ広大な緑地が広がっています。
駅の近辺をはじめ、スペースのある道路が少ないといわれることがありますが、実際に駅前にタクシーやバスの乗り場は置かれていません。しかし路線バスが通らない地区ではありません。京急バスグループの路線が運行される地域に属しており、出口から少し歩いた公園の前から乗り降りできます。
六浦駅は、京急逗子線に所属する駅です。逗子線は横浜市金沢区と逗子市をつなぐきわめて短小な路線。そのため、発着駅と終着駅に簡単に到着できます。現に、隣駅は始点となっている金沢八景駅です。この駅を介して、京急本線および横浜シーサイドライン（金沢シーサイドライン）に乗り継ぎできます。本線については、部分的に直通運転が実施されているため、覚えておくと一直線に目的地に直行できるチャンスが増えるでしょう。終点である新逗子駅までは2区間です。新逗子駅で降りると、JRの横須賀線への乗り換えが成立します。
六浦駅の利用率は、かつて右肩上がりの成長を続けていた時代がありました。ピークに達したのは1990年代前半ですが、この時期は転換期でもありました。1日平均の乗降客数を振り返ると、今世紀に入ってからはずっと20000人を下回っています。19000人以下になったのが2003年で、18000人以下に落ちたのがその4年後のことでした。2010年代に入ってからはずっと16000人台ですが、前年比で微増となる年も若干確認されています。
六浦駅の近隣に介護施設は建てられていますが、まだ多くはありません。しかし近年は、駅のそばの土地をうまく確保して、アクセスしやすい施設のオープンに成功する介護事業者が登場しています。そこで、駅から2キロ以内程度の範囲を余すところなく探してみることをおすすめします。
運がよければ、徒歩10分以内で駅からアプローチできる施設に入居することも夢ではないでしょう。施設のタイプに関しては、介護付き有料老人ホームが圧倒的に多く、そのために自然と施設間の入居費用に幅が生まれるという現象が起こっています。
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