新線の開通案があるため、交通の要となり得る駅
2010年ころから、新しい路線の開発が検討されてきた西谷駅。JRの東海道貨物線の横浜羽沢駅までをつなぐ新線が建設されると同時に、東急線との連絡を行う路線の建設も同時に浮上しました。成功した暁には、相鉄線からの新線を経由してJRの横須賀線や湘南・新宿ライン、さらに東急東横線や目黒線へのスムーズな乗り入れまでがまとめて実現することになります。西谷駅の周辺は、ありふれた市街地となっています。商店街や駅の南側に集中していますが、北側は大型の団地などで駅前の土地が占められています。過去数十年の間に流入してきた住民のために、文教施設がかたまっている点も西谷駅エリアの特徴のひとつでしょう。西谷駅は、国道16号線に近接しています。駅前にはバス乗り場がつくられていないのですが、この16号線まで出ると乗り場が待ち受けています。相鉄バスのほか神奈川中央交通、そして市営のコミュニティバスが路線の乗り入れを実施しています。西谷駅は、相鉄本線のほぼ中間地点に設営された駅です。最寄りの乗り換え場所と呼べるのは2区間先にある二俣川駅でしょう。この駅では、いずみ野線への乗り換えができるほか、特急や快速への乗り換えも造作なく行えます。最大の乗り換え場所となっているのは何と言っても横浜駅。発着駅のため、到着までに時間は要しますが、片手の指では収まらない本数の乗り換えが可能です。特にJR線については東海道線や横須賀線など著名な路線が集中しています。また、東急東横線や京急本線、横浜高速鉄道のみなとみらい線や横浜市営地下鉄のブルーラインなどが接続しています。西谷駅の利用率は、ペースはおそいものの低下しています。1日ごとの乗降客数は、2008年に25000人を割り、その2年後になると24000人を下回っています。そう遠くない時期に、23000人未満に落ち込む可能性が浮上しているところです。西谷駅の周辺では、よその地域と少子高齢化が進んでいるという点ではあまり違いがありません。介護施設の需要も高まり続けているところですが、施設がまだ多いとはいえません。今から施設に入りたいときは、駅から1キロ前後のあたりと、2~3キロくらいの範囲を重点的に調べてみることをおすすめします。ただし、施設の密度が平均的にかなり低いという特徴がありますから、入念に調べることがポイントでしょう。施設のタイプはグループホームや介護付き有料老人ホームが多く、住宅型有料老人ホームはその2種類に比べるとやや少なめでしょうか。













































