パノラマ
風雅なニュータウンにふさわしい風雅な介護施設たち
2015年に、駅前の広場が整備されたばかりの南万騎が原駅。21世紀に入ったばかりのころにすでに駅舎のあちこちがリニューアルされており、体が弱った高齢者でも不自由なく過ごせる駅として人気を集めています。もともと駅の周り一帯が、横浜市の再開発プランのターゲットに含まれており、今後の数年間で一気に、数々の商業施設や新築の集合住宅などが建設されることになっています。だいぶ前から新興の住宅地として、そして暮らしやすいエリアとして根強い評価を集めてきた土地柄（特に、豊かな樹木や花々を市街地のあちこちに巧妙に残してきたアイデアが、遠方の地においても絶賛されてきました）でしたが、近い将来はまた新しい歴史を歩み出すことになるでしょう。
バスについては、駅から少し歩いたところにある乗り場から乗車できます。路線は非常に少ないものの、相鉄バスが運行していることもあって経営状態などは危なげない状況にある模様です。
南万騎が原駅は、相鉄いずみ野線を構成する駅のひとつです。すぐ隣には、発着駅である二俣川駅があります。二俣川駅では相鉄本線への乗り換えを実施できるため、通過する頻度はとても高いものとなっています（とはいえ、直通運転も一部で実施されているため、わざわざ一時下車しなくてよいケースはありますが）。
それ以外の乗り換え場所となると、執着駅である湘南台駅しかありません。しかしとても短い路線のため長く待たされる羽目にはなりません。湘南台駅では小田急江ノ島線および横浜市営地下鉄のブルーラインに乗り継ぎをするチャンスに恵まれます。
南万騎が原駅の利用率は、この10数年を通してあまり変わっていません。1日平均の乗降客数は、10000人台であることがほとんどでした。ただし10000人を割ったり、11000人を上回ったりした年が、わずかながら記録されています。
南万騎が原駅のような新興の住宅地においても、高齢化の問題は他人事ではありません。ただしこの市街地の発展の影響もあり、介護施設などの戸数にはまだ改善の余地があることは間違いないでしょう。もっとも、現在すでにサービスをはじめている施設に関してはすでに評判が高く、近隣の住民から寄せられる信頼も篤い状態です。
現在、いちばん数が多い施設は介護付き有料老人ホームで、その次はおそらくグループホームでしょう。これらの施設の共通点をあげるなら、周囲の整った街並みにうまく溶け込んでいたり、独特のデザイン性を誇っていたりと、見た目に美しい点でしょう。
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